ミシガン州: デトロイトで合法化条例案が 11 月の住民投票に向けて承認される
2010年6月17日 - アメリカ合衆国ミシガン州デトロイト
ミシガン州デトロイト: デトロイト市民らは今年11月、少量の大麻を所持した事で成人を刑事訴追することを禁止するような地方条例案について住民投票を行う。
市議会の議員らは今週選出されたのだが、彼らには条例についての行動を起こすつもりは無く、その代わり今年の秋に結果を有権者らに決めさせることを選んだ。もし条例が成立したら、市議会はデトロイト市条例を改正し、21歳以上の者が私有地において 1オンス(訳注: 約28.3グラム)未満の大麻を使用または所持する事についての罰則規定を削除することになっている。
この条例案の提議者である "Coalition for a Safer Detroit (より安全なデトロイト同盟)" は、11月に条例案を投票に掛けるために 6,000名を越える登録有権者からの署名を集めた。
以前から他の都市でも似たような条例案が有権者らによって制定されており、例えばコロラド州デンバーなどがある。
より詳しい情報については、http://saferdetroit.netを参照して下さい。
Source: NORML NEWS
Michigan: Detroit Legalization Measure Confirmed For November Ballot
June 17, 2010 - Detroit, MI, USA
翻訳とコメント by PHO
Wikipediaによれば、デトロイトの人口は2007年の時点でおよそ91万6千人。そのうちの31.1% が18歳未満なので、有権者はざっと60万人くらいと見て良いだろうか。すると署名した6,000人は有権者全体の1パーセント程度となる。これが多いのか少ないのかは私には判らない。
住民投票に掛ける事が承認されたのは喜ばしい事だが、もちろん大麻は空から降ってくるわけではない。合法化の対象が本当に所持と使用だけならば、合法的に入手する手段がないはずだ。そこをどうするのだろう。
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