大麻に含まれる化合物が口腔癌を抑制するとの研究結果

投稿日時 2010-07-14 | カテゴリ: NORML News

大麻に含まれる化合物が口腔癌を抑制するとの研究結果
2010 年 6 月 24 日 - アメリカ合衆国ニューヨーク州シラキュース

ニューヨーク州シラキュース: ジャーナル "Pharmacology (薬理学)" の六月号に掲載された前臨床試験結果によると、カナビノイド delta-8-THC およびdelta-9-THC の投与により人体における口腔癌細胞の細胞呼吸および腫瘍増殖を抑制できる事が判った。

ニューヨーク州立大学群 (SUNY)、州北部シラキュース医科大学の研究者らは、人間の口腔癌細胞株であって従来の抗癌剤に対して高い耐性を持つTu183を用い、delta-8-THC および delta-9-THC の持つ抗癌作用を調べた。
彼らは悪性細胞にTHCを投与した結果として細胞呼吸の「急速な抑制」が示されたことを報告した。これとは対照的に、内因性カナビノイド・アナンドアミドは抗癌剤としては「無力」であった。

彼らの結論は次のようであった。「これらの結果から、カナビノイド類はTu183 の細胞呼吸に対して強い阻害作用を示し、この極めて悪質な腫瘍に対して有毒な作用を持つ事が示される。」

去年にもロードアイランド州プロビデンスのブラウン大学の研究者らは、長期間に亘って適度に大麻を使用していると「頸部および頭部における扁平上皮癌の発生リスクが大きく減少する」ことを発見している。

2008 年にジャーナル "Cancer Research (癌研究)" で発表された科学調査結果では、脳腫瘍、前立腺癌、乳癌、肺癌、皮膚癌、膵臓癌、リンパ腫などの幅広い種類の癌に対して、それらの増殖を防ぐためにカナビノイド類が有効であった事が報告されている。

より詳しい情報については NORML 副事務局長ポール・アルメンターノ<paul@norml.org>にお問い合わせ下さい。研究報告の全文は "Cannabinoidsinhibit cellular respiration of human oral cancer cells (人体における口腔癌細胞の細胞呼吸をカナビノイド類が抑制する)" の題でジャーナルPharmacology に掲載されます。

マリファナマリフアナマリファナマリファナマリフアナマリファナマリファナマリフアナマリファナ

Source: NORML NEWS
Pot Compounds Inhibit Oral Cancers, Study Says
June 24, 2010 - Syracuse, NY, USA

翻訳 by PHO





大麻報道センターにて更に多くのニュース記事をよむことができます
http://asayake.jp

このニュース記事が掲載されているURL:
http://asayake.jp/modules/report/index.php?page=article&storyid=1828