mixiで大麻プッシャー詐欺が発生しています

投稿日時 2010-07-18 | カテゴリ: 相談対応レポート

コミュニティーサイトのmixiで、大麻の売買をもちかけられ、お金を騙し取られる事件が発生しています。

ある学生が、2か月ほど前に、mixiで知り合った者から大麻の売買をもちかけられたそうです。通常は1g/6000円のところ、この稼業から足を洗うので1g/5000円でいいと言われ、じゅ、10マンエンを指定口座に振り込んだそうです。が、「商品」は送られてこなかったそうです。ところが、最近になって、そのプッシャーからメールがあり、自分に逮捕状が出たので近日中に逮捕される予定だが、ついては罪を軽くするために売った相手を喋るので、それがイヤなら50万円を振り込むように、と書かれていたそうです。・・・アホでしょうか?
でも学生さんはビビッてしまい、かと言って警察に相談するわけにもいかず、当方に連絡してきたのです。真夜中のお電話、ありがとうございました。そんなお金を振り込んではダメゼッタイ。そう助言したのでした。

そしてまたプッシャーからメールがあり、2か月前に振り込んだ10万円分の大麻をレターパックで郵便局から送ったと、伝票番号も書かれていたのです。学生さんが伝票番号を手がかりにネットで配送状況を確認したところ、東京の某局で止まっており、郵便局に電話で確認すると、その荷物は送り主から回収の届けが出ているので、学生さんにはお届けできない、とのことだったのです。

どーゆーことだろうと学生さんが不安に思っていると、またプッシャーからメールがあり、●日の14時までに50マンを振り込まないと、伝票を持って警察に出頭すると書かれていて、そんでまた学生さんはビビッてしまい、荷物の配達をキャンセルしたのは、プッシャーが証拠を隠滅するために現物を回収しようとしているのではないか、とか、あれこれ不安になってしまったのでございます。

これ、被害者は警察に届けることができないだろうと見越しての振り込め詐欺でしょう。そんな脅しに屈して50万を振り込めば、要求がエスカレートするだけだから、決して振り込んだりしないようにと、私は学生さんに念を押したのでございます。

そしてまた、プッシャーからのメールが学生さんに届きました。お金を振り込んでくれなかったので警察で喋ると書かれておりました。
学生さんは意を決し、郵便局に連絡して、その荷物はやはり自分が受け取ることになったから、送ってほしいと手続きしました。

荷物は届きました。中にはポケットティッシュが1個入っていましたとさ。

※本件は、事態の経緯と口座情報や携帯情報を警察に通報し、指定された口座の銀行にも通知しました。





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