イギリスが医療品としてマリファナスプレーを認可

投稿日時 2010-07-22 | カテゴリ: NORML News

イギリスが医療品としてマリファナスプレーを認可
2010年6月24日 NORML副理事長 ポール・アルメンターノ(Paul Armentano)

イギリスの規制当局はサティベックス(Sativex)の販売・マーケティングを承認した。サティベックスとは、天然カンナビス抽出物で構成されている口腔へのスプレーであり(主に、CBTとしても知られている植物カンナビノイド、THCとカンナビジオールから成る)、多発性硬化症(MS)治療に用いられる。

2005年以来、カナダでは患者が合法的に入手することが可能となっているこのスプレーが、イギリスでも月曜日から登場したのだ(訳注:記事掲載は2010年6月24日)。この薬は、バイエル・コーポレーション(Bayer Corporation)によってイギリスで販売される予定である。サティベックスは、それぞれの患者につき、州運営の国立健康増進局(National Health Service)が、一日およそ11ユーロ(約16ドル)を負担することになるだろうと、当社は推測している。
「大麻の医学的安全性や有用性を支持する科学的証拠が、ここ10年にわたり役立てられてきたことを考えると、イギリスでのサティベックス承認は驚くことではないにしても、報道価値はあるものだ。」と、NORMLの代表者であるポール・アルメンターノ(Paul Armentano)は、薬物規制当局の承認に対しコメントした。しかしながら、大きな疑問がまだ残っている。その疑問とは、「今では、14の州と多くの西洋諸国が安全かつ無理のないものとして認めている薬品。これを使用する患者を逮捕し、起訴するという政策を、合衆国政府はどのようにして推進し続けていくことができるのだろうか。」というものである。

臨床試験において、サティベックスは痙攣、痛み、失禁に関連した多発性硬化症(MS)を抑制することを明らかにしてきた。長期間の調査試験によると、カンナビスを基にした医薬品の継続的使用が病状の進行を遅らせる可能性もあることを示している。

イギリスやその他の調査によると、多発性硬化症(MS)患者はしばしば大麻を治療に使用していると報告している。ある研究では、10人のうちの4人の多発性硬化症(MS)患者が大麻による苦痛軽減を経験したと報告している。

サティベックスの製造会社であるGW薬品は、今年中に、スペイン、フランス、ドイツ、イタリアで、このスプレーに関して個別で規制承認を求めていくものと予想される。

2006年、米食品医療品局は、北米で初めて、癌性疼痛治療を目的とした、サティベックスの臨床試験のための募集を承認した。3段階にわたる臨床試験は今年度中にアメリカで行われるだろう。

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Source:NORML NEWS
United Kingdom Approves Marijuana Spray As Medicine
June 24th, 2010 By: Paul Armentano, NORML Deputy Director

翻訳と感想 by ゴブリン
多発性硬化症とは、はっきりとした原因が不明の難病だそうです。中枢神経系の疾患で、症状は多岐にわたります。一服して、苦痛が和らぎ、気持ちも楽になる可能性があるなら議論されてしかるべきですね。大麻ヒステリー日本。一歩止まって考えていただきたいですね。





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