メイン州やその他の州において医療大麻ディスペンザリーの開設が承認される
2010年7月16日 - アメリカ合衆国メイン州オーガスタ
メイン州オーガスタ: 州保健当局は、州の八区域のうち六区域で医療大麻ディスペンザリーの運営者を認定した。
地方新聞の報道によると、六ヶ所の施設の運営者として三つの非営利法人が選ばれた。その法人の一つである北東部患者会は、六ヶ所の施設のうち四ヶ所を開設する事になった。北東部患者会はカリフォルニアの著名な医療大麻ディスペンザリーを運営するバークレー患者会との繋がりがある。
州保健当局は20名以上からディスペンザリー運営の申請を受け取っていた。
州は残りの二区域については運営申請を棄却したが、今年の夏の終わり頃に承認を再開するという。
今年四月に州議会は、州の八つの公衆衛生区域のそれぞれに対して一ヶ所ずつ、最大八ヶ所の非営利医療大麻ディスペンザリーを開設する事を認める条例を成立させた。この条例の下でディスペンザリーは州の承認を受けた患者のために、合法的に大麻やそれに関連する器具および啓発資料を入手、所有、栽培、製造、配達、運搬、輸送、販売、提供、調剤する事ができる。メイン州の住民らは去年11月に州全体で行われた住民投票において、州の認定を受けたディスペンザリーの開設に賛成した。
コロラド州、ニュージャージー州、ニューメキシコ州、ロードアイランド州、そしてワシントンDCでも大麻の生産と流通を監督するための条例が可決されたが、現時点ではニューメキシコ州保健当局のみが、認定患者への合法的な大麻の処方および生産を行うディスペンザリーを承認している。
ロードアイランド州では現在、州の1,800名の登録患者を対象に大麻を処方、生産する事を目的として、州保健当局が15名の出願者の中から認定者を定めるための最終選考を行っている。
より詳しい情報についてはNORML事務局長アレン・セント・ピエール (202)483-5500 もしくは NORML 副事務局長ポール・アルメンターノ(paul@norml.org)にお問い合わせ下さい。
Source: NORML NEWS
Maine, Other States, Approve Licenses For Medical Marijuana Distribution Centers
July 16, 2010 - Augusta, ME, USA
翻訳とコメント by PHO
ディスペンザリーの開設はいいのだが、そんなに数を絞ろうとするのはどうなのか。それも条例で上限数を定めてまで。州内の大麻規制派に遠慮したのか、それとも連邦政府に遠慮したのかも知れないが、そんな規制は誰の利益にもならないだろう。
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