オレゴン州: 医療大麻ディスペンザリーに関する条例案についての11月の住民投票が承認される

投稿日時 2010-08-09 | カテゴリ: NORML News

オレゴン州: 医療大麻ディスペンザリーに関する条例案についての11月の住民投票が承認される
2010年7月22日 - アメリカ合衆国オレゴン州サーレム

オレゴン州サーレム: 選挙管理当局は金曜、許可を受けた患者らが州の認可を得た施設から合法的に医療大麻の提供を受けることを可能にする条例案について、2010年11月の州全体での住民投票の実施を承認した事を明かした。
この条例案の下では、民間の施設が医療を目的として大麻の生産および非営利での販売に従事するための許可を得ることが出来る。ディスペンザリーおよび民間の生産者はいずれも保健局による視察、監査を受ける事が求められる。ディスペンザリーの運営は、学校から半径1,000フィート(約300メートル)以内の地点および住宅地の内部では認められない。

この条例案は Voter Power と "Coalition for Patients Rights (患者の権利のための同盟)" による後援を受けている。

オレゴン州の有権者らは1998年にも医師の許可を得た上での大麻の使用を合法化させている。この条例の下で患者らは自分の為に大麻を栽培する事が可能であり、また彼らに代わって栽培するための介護人を指名する事もできる。

今年の秋にはアリゾナ州、カリフォルニア州、サウスダコタ州でも大麻法改正条例に対する州全体での住民投票が行われる。

より詳しい情報についてはhttp://coalitionforpatientsrights2010.com/をご覧下さい。

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Source: NORML NEWS
Oregon: Medical Marijuana Dispensary Measure Certified For November Ballot
July 22, 2010 - Salem, OR, USA

翻訳とコメント by PHO
サーレムと聞いて「あの魔女裁判事件の起きた所か!」と思ったのだが、それはマサチューセッツ州セイラムだった。でも折角なので魔女の話をしよう。

今から500年ほど前、15世紀頃のヨーロッパで魔女狩りが始まった。魔女とされたのは実際には植物学者、薬理学者、天文学者達であった。当時のヨーロッパに麻が伝わっていたかどうかは知らない。しかし精神に作用する性質があろうと無かろうと、薬草についての知識を持ち、薬草を取り扱う事のできる者は、魔女として弾圧、拷問、処刑される事となった。魔女達はその学問を用いて教会を通さず直接神と対話した故に、当時の教会から激しく弾圧されたのである。

何故なら、もし魔女達と同じように民衆が教会に頼らなくなってしまえば、教会の権威は大きく損われ、その力は回復不可能なまでに減ぜられるからだ。民衆もまた、自己、教会、神の秩序ある関係に異議を挟まれる事を好まなかった。

彼らのメンタリティーは17世紀頃になるとアメリカへ飛び火して、1692年のマサチューセッツ州セイラムで大きく燃え上がった。200名の住民が魔女として告発され、25名が処刑もしくは拷問により死亡した。今から僅か300年前の事だ。このような事はオランダでも400年前、ドイツでは230年前、スペインに至っては170年前まで行われていたのだが、やがてキリスト教圏では現代に入ると魔女狩りは徐々に下火になって行く。

しかし 1948年にこのメンタリティーはGHQによって日本に持ち込まれた。恐らくアメリカは日本の教会として君臨する為に、そうする必要があったのだろう。1952年にGHQが引き上げた後は日本国政府とマスメディアがこれを引き継ぎ、教会の権威は御覧のように守られている。もちろんこれは現代の事なので、かつてのヨーロッパのような拷問や処刑は無い。だが、麻を育ててジョイントを巻く者は依然として監獄へと送られる。我々はこのようなメンタリティーと訣別しなければならない。





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