また大麻が癌を抑制することが示された。ではなぜわれわれは臨床研究をしないのだろう。

投稿日時 2010-09-02 | カテゴリ: NORML News

また大麻が癌を抑制することが示された。ではなぜわれわれは臨床研究をしないのだろう。
2010年8月4日. ポール・アルメンターノ(Paul Armentano)

オンラインジャーナル誌、『分子癌(Molecular Cancer)』の前臨床データによると、THCの投与が転移性乳癌の進行を遅らせ、悪性腫瘍治療のための新しい手段となる可能性がある。
マドリードのコンプルテンセ大学(Complutense University)での調査者は、ErbB2ポジティブの乳癌(非常に悪性の乳癌であり、通常の治療では対応できない)治療において 、THCとJWH-133(抗精神性のないCB2受容体選択性作用)には抗腫瘍の潜在性があると判断した。
「デルタ-9-テトラヒドロカンナビノールとJWH-133は腫瘍増殖と腫瘍量を抑制する(実験にはモルモットを使用)。これらの結果はErbB2ポジティブ乳癌の処置に必要なカンナビノイドを使用した治療法において、大きな、前臨床的根拠を提供した。」と研究者は報告した。

2007年、カリフォルニア太平洋医学研究センター(California Pacific Medical Center Research Institute)の研究者らは、精神作用のないカンナビノイドであるCBDを投与した方が、類似した合成薬品よりも幾分か乳癌の移転を抑制すると報告した。

カンナビノイドの抗癌特性を調べた今までの前臨床研究では、脳腫瘍、前立腺癌、口腔癌、肺癌、皮膚癌、すい臓癌、 胆道癌、リンパ腫を含む様々な種類における癌の転移を抑制することが示されてきた。

この研究の全文”Cannabinoids reduce ErbB2-driven breast cancer progression through Akt inhibition,”はこちらから。

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Source:NORML NEWS
Cannabis Once Again Shown To Halt Cancer Growth ― So Why Aren’t We Studying It In Humans?
August 4th, 2010 By: Paul Armentano, NORML Deputy Director

翻訳とコメント by 愛の大麻解放戦士ゴブリン
前臨床というのは、実際に人体を使用した試験(臨床試験)の前段階のことです。医学的なことはよくわかりませんが、つまりは有用性が高いということですね。どこかの研究者がいうてましたが、「薬とは、人の使い方によって良薬にも、ドラッグにもなりえるんです。」確かに。





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