大麻の吸引は神経障害の患者の痛みを軽減し睡眠を改善するとの研究結果

投稿日時 2010-09-12 | カテゴリ: NORML News

大麻の吸引は神経障害の患者の痛みを軽減し睡眠を改善するとの研究結果
カナダ ケベック州 モントリオール 2010年9月2日

ケベック州モントリオール:カナダ医師会ジャーナル(CMAJ)に今週発表された臨床試験データによると、大麻の吸引はプラシーボと比較して、慢性神経障害患者の痛みを軽減し睡眠を改善し、耐容性の高いものであった。
モントリオールのマックギル大学の研究者たちは、痛みの強さに対する大麻の吸引の効果を評価するために、外傷後あるいは手術後の神経障害痛を患う23人の被験者に対して、無作為抽出の二重盲検法によるプラシーボ比較クロスオーバー臨床試験を行った。被験者は9.4%THCを含んだ大麻かプラシーボのどちらかを一回につき25mg、一日に3回吸引させられた。この調査の協力者は全員、従来の治療法では効果がないと認められた治療抵抗性の疼痛を患っていた。

「大麻はプラシーボと比較して、成人の患者において痛みの平均スコアを有意に低下させた。睡眠の質と不安感の指標において有意な改善が見られた。我々が得た結果は、大麻の吸引は痛みを軽減し、心的状態を改善し、睡眠を助けるという主張を支持するものであった。」と研究者らは述べている。

Web MD(訳注:医師向けの医療情報サイト)に対し、研究チームのリーダーのマークウェア(Mark Ware)は、「我々は大麻が痛み止めとして働くということを重ねて示した。大麻が医療的有用性を持っていることは明白だ。」と述べた。

2月にはカリフォルニア州医療大麻研究センター(California Center for Medicinal Cannabis Research)の研究者達が、大麻の吸引は神経障害の安全で有効な治療法であるとの結果を示した、高水準に計画された4つの別個のFDA(食品医薬品局)による臨床試験の結果について、要約を行っている。

人口の1~2%が、通常の痛み止めでは治療できない何らかの形の神経障害痛を患っていると推定されている。

詳しい情報についてはNORML副理事ポールアーメンターノ(Paul Armentano)までpaul@norml.org.からご連絡いただきたい。研究の全文は、CMAJのウェブサイトhttp://www.cmaj.ca中の「慢性神経障害痛に治療のための大麻の吸引:無作為抽出比較試験(Smoked cannabis for chronic neuropathic pain: a randomized controlled trial,)」から参照できる。

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Source: NORML NEWS
Inhaled Cannabis Reduces Pain, Improves Sleep In Patients With Neuropathy, Study Says
September 2, 2010 - Montreal, QC, Canada

翻訳 by とら





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