カリフォルニア: 大麻所持「違反」化法案が議会を通過、知事の承認待ちに

投稿日時 2010-09-17 | カテゴリ: NORML News

カリフォルニア: 大麻所持「違反」化法案が議会を通過、知事の承認待ちに
2010年9月2日 - アメリカ合衆国カリフォルニア州サクラメント

カリフォルニア州サクラメント: 今週、州全体における大麻所持罪の扱いを「軽犯罪」から「法令違反」へと引き下げる条例が成立した。

州下院議会は月曜、カリフォルニア州衛生安全条例の改正案である上院法案1449号を賛成44票・反対33票で可決した。改正された条例では、成人による28.5グラムまでの大麻所持は「法令違反」に分類され、100ドル以下の罰金しか科されない。票はそれぞれの政党の路線に沿って割れていた。民主党はこの寛大な措置に40対8で賛成多数となり、共和党は2対23で反対多数となった。

上院議会はこの条例案を21対13で可決していた。

条例案は現在、アーノルド・シュワルツェネッガー州知事の承認を待っている状態だ。

現行法においては、医療を目的としない少量の大麻の所持は「軽犯罪」に分類されている。この犯罪では懲役を科される事は無いが、被告人は法廷に出頭し、裁判費用を支払い、裁判所の命令による更生プログラムを受ける事を要求される。更生プログラムを拒否した者は最大二年間に渡り犯罪歴が記録される場合がある。

NORML副事務局長はこの投票結果を讃えて、シュワルツェネッガー州知事が条例案にサインする事を促した。「条例が成立すれば、少量の大麻所持だけで被告人を裁判所へ送る必要も無くなり、州は何百万ドルもの費用を節約できるだろう。近年、軽犯罪である大麻所持で逮捕された者は急増しており、2008年には 61,388名にも達している。責任を持って大麻を喫煙する成人というのは犯罪の問題ではないのであり、州は彼らを犯罪者のように扱う事はやめるべきだ。」

より詳しい情報については、カリフォルニアNORML調整役デール・ギーリンガー (415) 563-5858 もしくは NORML 副事務局長ポール・アルメンターノ(paul@norml.org)にお問い合わせ下さい。上院法案1449号についての詳細はNORMLの 'Take Action Center'http://capwiz.com/norml2/issues/alert/?alertid=16364941にあります。

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Source: NORML NEWS
California: Marijuana Infraction Measure Sent To Governor
September 2, 2010 - Sacramento, CA, USA

翻訳とコメント by PHO
11月に大麻合法化の是非を問う住民投票という大イベントを控えていながら、まずはその準備体操とばかりに非犯罪化条例を成立させるカリフォルニア州。その一方で太平洋の向こうの島国では大麻1グラムの所持で逮捕、マスコミによるリンチを受けた上で刑務所へ。もう笑うしかない。





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