コロラド州: 官僚が医療大麻購入の追跡について提案
2010年10月7日 - アメリカ合衆国コロラド州デンバー
コロラド州デンバー: AP通信社の先週の記事によると、州当局は患者の医療大麻の購入行動を追跡するにあたっての基準を定めようと検討しているとのこと。
AP通信社の記事では次のように述べられている。「コロラド州における追跡計画は未だ具体案としては作成されていない。監督機関は、ビデオ監視および中央コンピューターシステムを用いて多重購入者に警告を与えるとする計画を一月までに立案するとしている。その他には生体認証を用いて患者を追跡する案も出ており、毎回の購入の度に指紋の走査を行って購入者と大麻購入許可証の一致を確かめる事が検討されている。他にも図書館の本に挿入されたタグのように医療大麻の株への無線識別装置の埋め込みを義務化して、誰が何を購入したのかが判るようにするといった案も出ている。それに加えて、ディスペンザリーに対して購入者の運転免許証を撮影する事を求め、その購入履歴を記録する事も考えられている。
この記事では、州のいずれの機関がこのような規制案の作成に関わっているのかは明らかにされていない。
州議会は六月、許可を得た患者に対して医療大麻を供給する施設の運営基準とその許可申請手続を定めるような州法を成立させている。
より詳しい情報についてはhttp://www.norml.org/index.cfm?Group_ID=3391#Coloradoをご覧下さい。
Source: NORML NEWS
Colorado: Bureaucrats Propose Regulations For Tracking Medical Marijuana Purchases
October 7, 2010 - Denver, CO, USA
翻訳とコメント by PHO
まあ、理屈としては間違っていない。確かにこの州法は大麻を必要とする患者が大麻を入手できるようにする為の法案であって、それ以上のものではないのだから。しかし、本当に必要なのか? 大麻はそれだけの手間とコストを掛けて厳格にコントロールすべき危険な植物なのか? 銃でさえそのようには規制されていないだろう。
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