2010年10月29日 NORML副理事長ポール・アルメンターノ(Paul Armentano)
ギャラップは、1960年代後半から大麻合法化に関する世論調査を行っている。ギャラップによる最新の全国世論調査の数値は「大麻合法化」を支持するアメリカ人が今までで最も高いことを示している。
史上最多である46%のアメリカ人が大麻合法化を支持
リベラル派である18歳から29歳が最も高い支持率を示す。Gallup.comより
カリフォルニアの大麻に関する住民投票は、今回の選挙で大きな注目を集めていると同時に、ギャラップは以下のようなことを全国規模で明らかにしている。それは、史上最多である46%のアメリカ人が大麻の使用を合法化することに賛成し、史上最少である50%のアメリカ人がそれに反対している、ということである。2009年の44%から、今年の賛成の増加は…2000年からうかがわれる上昇傾向の継ぎ足しなのである。
これらの結果は、ギャラップが毎年10月に行っている犯罪世論調査のものである。1960年代後半と1970年代初頭に、ギャラップ世論調査が調査し始めたときには、およそ10人に8人のアメリカ人が大麻を合法化することに反対していた。1970年後半から1990年中旬までにかけて25%以内に留まった後、大麻合法化に賛成する者は2000
年には31%に跳ね上がった。
政治的な教訓は、アメリカ人の大麻合法化賛成は年齢によって分かれるということである。
下位集団を通しては、リベラルの支持、72%が抜きんでて最高値である。18歳から29歳のあいだで合法化を支持するものがとても多い(61%)。また、民主党員、無党派層、男性、政治的穏健派のあいだでも多くの支持がみられる。
カリフォルニアを含む西部在住のかなりの数が大麻合法化に賛成している。南部と中西部では支持が著しく低い。
保守派と共和党員は大麻合法化に最も否定的である。年輩者はそれと同程度の低いレベルでの賛成を示している。
女性が大麻合法化に賛成する割合は、男性よりもおよそ10%低かった。
賛成に関する、これらの、人口統計学的、政治的、思想的な違いは、2009年のそれとほぼ同じものである。
最終結果
しかしながら、概して、大麻の合法化に対する支持は、アメリカ人のあいだで増加している。今年の世論はほぼ二つに分かれ、賛成46%、反対50%であった。もし、過去10年間の傾向が、同様のペースで継続するならば、大多数の支持が今後数年の間に現実のものとなるだろう。
最新のギャロップ世論調査の結果はある疑問を強いものにする。「政府による正当な州権限の使用が被治者の同意に基づいているとしたら、どうして大麻禁止が(特に、連邦政府による禁止の施行)違法の公共政策になるのだろうか。」今こそ、我々が選んだ政府が答えを出す時である。
Source:NORML Blod
Gallup: Record Number Of Americans Now Say They Support Marijuana Legalization
October 29th, 2010 By: Paul Armentano, NORML Deputy Director
翻訳とコメント by 愛のガンジャ聖戦士ゴブリン
大袈裟なプロパガンダを使用して政府が作り上げてきたイメージ。かつてはそれを多くの人が自身の内に取り込んできた。今、人々はそのイメージから解放されてきている。合理的で、賢明な議論を継続することが大切である。そうなれば、皆が笑顔で一服するのを想像するのはさほど困難なことではない。
|