カリフォルニア:合法化法案は破れ大麻の課税に関する地方条例は成立し検事総長選でハリスが当選

投稿日時 2010-11-26 | カテゴリ: NORML News

2010年11月4日 - アメリカ合衆国カリフォルニア州オークランド

カリフォルニア州オークランド: カリフォルニア州の有権者らは条例案19号に対する住民投票で、賛成46パーセント、反対54パーセントでこれを否決した。この条例案は成人による大麻の個人的な所持を量の上限付きで合法化し、そして地方自治体が大麻の商業生産および小売流通に関する独自の規制基準を定める事を認めるというものであった。全体としてカリフォルニアの340万人以上の住民がこの条例案の成立の可否に対して投票した。

この条例案19号の得られた賛成率46パーセントという割合は、これまでの州全体での大麻合法化への取り組みが得られた市民からの支持率としては、過去最高のものであった。

今回の結果について NORML事務局長ポール・アルメンターノは次のように述べた。
「たった数ヶ月の間でこのキャンペーンは国民的な世論を前進させ、カリフォルニアでは少しの大麻の所持で何万人も逮捕、起訴する事をやめるという歴史的な法案を成立させるに至った。昨晩の結果は残念なものではあったが、我々には勢いがあり、そして支援者らの比類無き連携がある。法執行機関から公民権運動団体、組合労働者、弁護士、聖職者、そして公衆衛生専門家までの支援者がある。」

彼は次のように結論している。

「このキャンペーンの間中、我々の反対者でさえもアメリカの現在の大麻禁止政策が失敗である事を認めていた。問題は『大麻の合法化と課税を実施すべきかどうか』ではなく『大麻の合法化と課税をどのように実施すべきか』である事を彼らは認めているのである。一定の条件の下で成人による大麻の使用を合法化する事は、もはや『するべきか』ではなく『何時そうするのか』の問題なのだ。」

州法案の提案者らは既に、2012年の住民投票において同様な行動を起こす予定である事を公表している。

次に挙げる九つの市においては、医療大麻の販売、生産、流通に対して課税するような市条例が住民投票での賛成多数により成立している。それぞれアルバニー(条例Q)、バークレー(条例S)、ラプエンテ(条例M)、オークランド(条例V)、ランチョコルドバ(条例Q)、リッチモンド、サクラメント(条例C)、サンノゼ(条例U)、ストックトン(条例I)だ。カリフォルニアNORMLはその他幾つかの法改正団体と共に、特にランチョコルドバにおける条例に対して反対意見を述べてきた。その条例は医療大麻の栽培者に過剰な罰則を定めているからである。各団体は他の地方条例の支援活動のために分断されていたのだ。

またバークレーではそれとは別の条例(条例案T)が可決している。この条例は、市における四番目の医療大麻ディスペンザリーの開設を許可し、また市の医療大麻委員会を再構成するものである。モロベイおよびサンタバーバラではディスペンザリーを廃止するような条例案が住民投票に掛けられたが、これは否決された。

州における検事総長の公選では、民主党のカマラ・ハリスが対立候補の共和党スティーブン・クーリーを極めて僅差で破った。100ヶ所の投票区からの発表によれば、ハリスとクーリーの得票差は0.5パーセントにも満たなかった。

クーリーは医療大麻に対する反対意見を述べて来ており、また医療大麻のいかなる小売販売も州法違反であると主張している為、多数の大麻法改正団体が彼を批判していた。

より詳しい情報については、NORML事務局長アレン・セント・ピエール (202)483-5500、もしくはNORML副事務局長ポール・アルメンターノ(paul@norml.org)にお問い合わせ下さい。

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Source: NORML NEWS
California: Prop. 19 Defeated, Local Marijuana Tax Measures Approved, Harris Declares Victory In Attorney General Race
November 4, 2010 - Oakland, CA, USA

翻訳 by PHO
今回PHOのコメントは有りません





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