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経緯
公明党福岡県議団オフィシャルサイトに、2003年9月県議会での知事に対する一般質問として、「若者に広がる大麻について」と題する浜崎県議の発言が掲載されている。
そこには、「大麻の有害性に関して、福岡大学薬学部の藤原教授のインタビュー記事」として「大麻を長期間使用した場合」、「幻覚や妄想が起きたり、蛍光灯や靴などを食べる大麻精神障害や学習障害、記憶障害、何もやる気がしない無動機症候群などに陥る。」という爆笑ものの記述もある。
●当該ページ：若者に広がる大麻について 公明党 浜﨑達也
●公明党福岡県議団オフィシャルサイト トップページ
そこで、その出典を確認するため、浜崎県議本人に話を伺った。
下記、ラヴァーズの掲示板から引用する。
浜崎議員の件 投稿者：白坂 投稿日： 5月19日(水)10時47分20秒
浜崎議員の件、手紙を書いてファックスを入れました。マーチの時に配布したチラシも一緒に。そのあと電話を入れました。事務所、ご自宅兼とのことで、お出になったのはご母堂でした。ご本人はご多忙の様子。夜遅くにならないと帰らないとのこと。お時間は取りませんので出典等について直接お話させて頂きたいとお願いし、今夜、かなり遅い時刻に電話することをお許し頂きました。また報告します。
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突然のファックス、失礼いたします。
公明党福岡県議団オフィシャルサイトに掲載されている浜崎様の「若者に広がる大麻について」という一般質問を拝読し、一筆啓上する次第です。
若者に広がる薬物濫用について警鐘を鳴らされる浜崎様の真摯なお気持、読む者にも伝わってくる質問だと思いました。
ですが、まことに失礼ながら、大麻については全く誤解なさっています。
参考までに私の所属するニッポンマリファナラヴァーズという団体が配布しているパンフレットをお送りしますので、どうぞ、一笑に付されず、ご一読のほどをお願いいたします。
アメリカ国立薬物研究所の発表でも、大麻の害はカフェインと同程度であることがお分かり頂けるかと存じます。
大麻が他の薬物のゲートウェイになるという理論も既に否定されているものです。
大麻の酔いが直接の原因で殺人や暴力事件が起きたことはないと言われています。
長期間使用で「蛍光灯や靴を食べる」など、失礼ながら、大麻の事実を知る者には爆笑のネタでしかありません。
被害者もなく、保護法益もないのに、大麻の栽培や所持を犯罪として取り締まり、逮捕し、その人の人生や家族の平安を踏みにじる大麻取締法の執行実態こそ、人権問題だと私たちは考えています。
大麻は、産業面からも、また環境面からも、大いに注目されている素材でもあります。
大麻への偏見は戦後教育のなかで培養された、それこそ「幻想」でしかありません。
どうか一度、まっさらな気持で、大麻についての事実を見つめ直して頂きたく、お願いを申し上げる次第です。
質問で引用されている「福岡大学薬学部の藤原教授のインタビュー記事」、出典をご教示頂けないでしょうか？ 研究内容について詳細を知りたく、問い合わせたいので、ご教示頂けるでしょうか？
ご多忙の折、恐縮ですが、私たちとしても平穏に暮らす者たちの人権を守る立場から活動しております。ご理解頂けましたら幸甚です。
よろしくお願いいたします。
大麻取締法被害者センター主宰
ニッポンマリファナラヴァーズ会員
白坂和彦
浜崎県議との対話 投稿者：白坂 投稿日： 5月20日(木)00時14分24秒
公明党福岡県議団の浜崎氏と電話で10分ほどお話をしました。参院選前で超多忙スケジュールのなか、先方から私の携帯に電話を下さいました。
大麻で逮捕されない国が複数あることや、イギリスの刑罰除外の件、医療的な有効性など、ご存知なかったとのこと。当方の説明や趣旨はお分かり頂けたようです。ただ、お立場もあるでしょうから、明日からいきなり大麻容認派になるわけにはいかないでしょうけど。藤原教授インタビュー記事の出典については、確か西日本新聞の記事だったと思う、とのことでしたが、手元に資料がないので、確認して再度ご連絡を頂けるとのことでした。
深夜、お疲れのところ、とても丁寧な対応をして頂きました。
以上、簡略ながら報告まで。 出典 投稿者：白坂 投稿日： 5月21日(金)01時39分48秒
浜崎福岡県議から電話を頂きました。23時半近く。「遅い時間になって申し訳ないけど、いま帰ってきたばかりで」とのことでした。
お疲れのところをわざわざありがとうございました。
お手数をおかけしました。
浜崎県議が一般質問で引用された記事、2003年9月2日の西日本新聞夕刊だそうです。
同社のサイトを見ましたが、記事には辿り付けませんでした。
明日にでも同社に聞いてみます。
以上、掲示板からの引用終わり。
その後、まだ西日本新聞夕刊の記事は確認していない。
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