2010年11月23日 - NORML 副事務局長ポール・アルメンターノ
検事総長の座を巡ってのスティーブ・クーリーとカマラ・ハリスの選挙戦は、公式には「未決着」という事になっている。
しかしどうやら最新の投票結果からは、それとは違った事が言えるようである。
未決着のカリフォルニア検事総長選でハリスがクーリーを大きくリード
(情報源: 南カリフォルニア公営ラジオ)
カマラ・ハリスは昨日、未だ決着していないカリフォルニア検事総長の選挙で 9,000を越える票を獲得した。サンフランシスコ地方検事である彼は現在、ロサンゼルス地方検事のスティーブ・クーリーを凡そ52,000票差でリードしている。
現在のところ約八千五百万票が開票されているが、未だ50万票が残されている。
ロサンゼルス市会議員エリック・ガルセッティのような一部の政治評論家は先週、概算した限りではクーリーに勝ち目はあまり無いと述べた。
もちろん我々は、12月10日に州務長官が結果を承認すれば、その結果を知る事になるだろう。
私が以前書いたように、カリフォルニア検事総長選は州における医療大麻の供給に関して大きな意味を持つ。なぜならクーリーは許可を得た患者に対して大麻を現金で対面販売したディスペンザリーを摘発する事を公約しているからだ。
現職の州検事総長の指針では、これは前検事総長(現在では次期知事)のジェリー・ブラウンが 2008年に発表したものであるが、カリフォルニア州において資格を持った「共同体および組合」による医療大麻を供給および非営利の販売を認める事とされている。ただし店頭での営利的な医療大麻の販売は「州法に保護される範囲を越えている可能性がある」と警告している。クーリーはこれまで一貫して、顧客への対面販売を行うカリフォルニアのディスペンザリーは「共同体」もしくは「非営利団体」の法的な要件を満たしていないと主張し続けて来た。
それとは対照的にサンフランシスコ地方検事のカマラ・ハリスは、医療目的で大麻を使用する患者の法的な権利を保護する事への強い支持を表明している。
彼は次のように述べたのだ。「我々には、大麻を医療目的で使用もしくは販売する者を起訴するつもりはない。」
Source: NORML NEWS
Now For Some Good News: “Harris Holds Big Lead Over Cooley In Undecided California Attorney General Race”
November 23rd, 2010 By: Paul Armentano, NORML Deputy Director
翻訳 by PHO
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