ネット販売:違法薬物の中身は塩、茶葉…詐欺の被害届ゼロ
インターネット上で違法薬物を売買するための掲示板を開設したとして覚せい剤取締法違反(営利目的譲渡ほう助)容疑で逮捕、起訴された長野市の無職の男(36)=公判中=が兵庫県警の調べに、「偽の密売情報を掲載して、覚せい剤の注文には塩を、大麻には茶葉を送った。1500万円近く稼いだ」と供述していることが分かった。全国各地から注文があったが、被害届は一切出ておらず、詐欺容疑などでの立件もできないという。
捜査関係者によると、男は違法薬物の売買に利用されると知りながらネット上の無料掲示板サイトに「薬味BBS」などの名前の掲示板を60以上開設。覚せい剤や大麻などの密売を手助けする一方、4年前から今年5月ごろまで、偽の密売情報を掲載し、覚せい剤の購入希望者に塩を送るなどして荒稼ぎしていた、という。
男は「別のサイトでこのやり方を知り、だまそうと思った」などと供述したという。【金森崇之】
引用元:毎日新聞2010年11月26日(最終更新 11月26日 14時18分)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20101126k0000e040069000c.html
偽の密売情報で1500万円近く稼いだって、すごいですね。思わず真似したくなるのは私だけではありますまい。
被害届は一切出ていないとのことですが、大麻報道センターには届いています。
・mixiで大麻プッシャー詐欺が発生しています 2010-07-18
この件は、大麻の代金10万円を振り込んだのに、送られてきたレターパックに入っていたのはポケットティシュー1個だけだったとさ、ワハハ、というお話だったのだが、騙された彼は警察には被害届を出さなかった。でも悔しいと言う。そりゃまー悔しいだろーね。で、どうしようか、という話になって、騙されて10万を振り込んだ銀行の担当者と、警察に、俺が連絡した。氏名や住所や連絡先を名乗らなければならないので、この騙された本人は、大麻を買おうと思って騙されたなどと警察に届けることができないのであった。まぁ、はっきり言って、騙す奴も騙す奴だが・・・。
単なる新手の振り込め詐欺みたいなものである。
送られてきたのが、質の悪い、枝と種だらけの効かないリーフだった、という話なら、知ったことではないが、明らかな詐欺で、しかも、実はこの騙された若者は詐欺師に脅されてもいた。なので、警察と銀行に口座番号を通報した。騙す奴も騙す奴だが・・・。
大麻の代わりにポケットティシューが送られてきた、という類の詐欺ではないが、大麻を買おうと思った相手から脅迫されているという相談を受けたこともあった。
ネットで知り合って、買うことにして、会って、一緒に大麻を吸って、でもなんかあんまり効かない大麻だったのに1グラム7,000円と言われ、高いと思ったので、お金の持ち合わせがないことにして、その場では買わなかったのだが、以来、大麻を買え、金を払え、さもなくば家族に危害を加えるゾ、といったことまで仄めかす脅迫メールが来るようになって、怖くなっての相談だった。
直接会っているので顔は知られているものの、幸い、捨てアド以外、身元を特定できるような情報は教えていなかったので、相手にするのをやめ、その捨てアドは捨て、無視黙殺することにしたところ、それきりになった。
大麻を合法化して、栽培から流通までを規制管理すれば、両方とも起きない出来事ですね。
大麻合法化の取り組みとは関係ないような、アホでシビアな相談と、日々向き合う大麻報道センター編集部なのであった。
このような、公的機関に相談することができないような問題に対応する在り方は、NPOの機能だな、と思っています。「新しい公共」と言うか。
大麻報道センターは、大麻合法化という明確な政治的主張を掲げているため、法人格を取得することはできないのですが、非法人のNPOとして、現実を動かす力でありたいと思っています。
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