カリフォルニア: 共和党スティーブ・クーリーが州検事総長選でカマラ・ハリスに敗れる

投稿日時 2010-12-22 | カテゴリ: NORML News

2010年12月2日 - アメリカ合衆国カリフォルニア州サクラメント

カリフォルニア州サクラメント: 長期に及んだ州検事総長選で、共和党スティーブ・クーリーが民主党カマラ・ハリスに敗北を喫した。クーリーはハリスに凡そ50,000票の差を付けられた。カリフォルニア州法で定められているように、2010年12月3日までに全ての票を集計して州総務長官に提出する事になっている。

ロサンゼルス地方検事を務めていたクーリーは、彼自身の地元では39パーセントしか票を得られなかった。

過去数ヶ月の間、クーリーは大麻を現金販売している地域ディスペンザリーを摘発すると脅していた。そのような施設は州の医療大麻ガイドラインに規定された法的な意味における「共同組合」または「非営利団体」の条件を満たしていないとの主張からである。

サンフランシスコ地方検事であるカマラ・ハリスは以前、医療を目的として大麻を使用する患者の法的な権利を守る事について次のように支持を表明していた。
「我々は医療目的で大麻を使用もしくは売買する人々を起訴するつもりは無い。」

選挙の数週間前までクーリーへの反対運動を行っていた "Americans For Safe Access;(大麻への)安全なアクセスのための米国人の会"、その会長であるステフ・シェラーはハリスを「協力者」と呼び、次のように述べた。
「スティーブ・クーリーが敗北した事は、(医療大麻を使用する)患者にとっての非常に大きな勝利だ。」

より詳しい情報については、カリフォルニア NORMLhttp://www.canorml.org/もしくはhttp://www.safeaccessnow.org/をご覧下さい。

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Source: NORML NEWS
California: Republican Steve Cooley Concedes Race For Attorney General To Kamala Harris
December 2, 2010 - Sacramento, CA, USA

翻訳 by PHO
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コメント by しら
日本の検察もトップは選挙で選んだらどうでしょうね。司法システムが違うと言っても、日本の検察に民主化が必要なのは明白でしょう。証拠を書き換えちゃった検事とか、その上司の二人とか、すっかりニュースから消えてしまったけど、どうしたことでしょうか。また記者クラブと癒着して情報を隠蔽しているのでしょうか。たしか、大騒ぎしていた時期、逮捕された上司2名は、いっさい調書を取らせていないと報道されていました。さすが検事。調書を全く取れないと、いったい公判はどうなるのでしょう。楽しみです。
それにしても、続報が絶えて出ないのは、何かアヤシイ感じがします。

米国の中でも医療大麻法制化の先頭を走っているカリフォルニアでも、記事にあるような頑迷で、しかも有力な反対者がいるという点、参考になりました。
日本でも、例えば、大麻そのものを医療的に使いたいという患者サイドの立場と、サティベックスのように製薬メーカーによって開発された抽出薬に限定して医療機関で扱うべきだという立場が、いずれ現実的な論点になる時が来るだろうと思います。

我が方の立場としては、医療目的であれ、瞑想目的であれ、創造目的であれ、リラックス目的であれ、大麻の個人的な利用に刑事罰を科す必要など全くなく、アルコールやタバコのように制度化して社会的に管理することを求めています。

さらに言えば、本来問われるべきは、薬物政策そのものなのでありますが。





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