カリフォルニア州オークランド ー 調査レポートセンター(Center for Investigative Reporting)のウェブサイト、CaliforniaWatch.orgは今週、オバマ政府が、産業規模の医療大麻の生産者に免許を付与して課税するという、オークランド市の計画に反対していると報告した。
司法省の情報筋とサンフランシスコ市の米連邦検事事務所によると、連邦政府は、もしオークランド市が医療大麻の栽培を免許制にする案を可決する方向で進める場合、同市の栽培者だけでなく市政府に対しても、刑事と民事の訴訟を求めていくだろうとしている。
ある政府高官は、「オークランド市は、州法と連邦法違反で窮地に立つことになるだろう」と、同ウェブサイトに匿名で伝えた。
オークランド市検事ジョン・ルッソ氏は、司法省が同市の免許制度化の案に反対していることを確認した。同氏は事前に用意した声明の中で、「連邦政府側は、オークランド市の進める方向性が連邦法に違反するものであると懸念している」と述べた。
ベイ・シティズン紙(The Bay Citizen)は火曜日、ルッソ氏が以前その法制度への反対を主張していたこと、また、8月の市議会で、免許制の案についての法的な懸念を持ちかけるメモを各議員に配布したことなどを伝えた。
オークランド市政府は、産業規模で医療大麻を栽培している最大4事業者に対し、免許を発行する意向だ。当該の許可は、免許を受けた生産者が各敷地で栽培する大麻の量を制限するものではない。市政府側は11月、希望者からの栽培免許申請の受理を開始した。認可を受けた栽培者は、事業をおこなうのに、年間21万1000ドルを同市に支払わなければならない。
4事業者から得られる税収は、年間480万~770万ドルが見込まれている。
California Watchの報告によれば、連邦政府側には、大麻の生産と販売に対し、さらに広範囲の取締りを州単位でおこなう計画もあるという。また、同サイトは、司法省と薬物取締局(DEA)の高官が11月10日、4名のカリフォルニア州検事と会合し、『同市医療大麻の法律の隙間を掻い潜る行為や違法に近い行為に対処する計画を進めた』と伝えている。
Source: NORML Blog
Obama Administration Opposes Oakland Medical Marijuana Grow Plan -- Justice Department Also Threatens Potential Statewide Crack Down
December 9, 2010 - Oakland, CA, USA
翻訳とコメント by bongyo
今日(2011.1.4)付のNHKのニュースで、「アメリカの投機マネーが新興国に流れ、不動産や物の価格が高騰させて、庶民の生活を圧迫している」という旨の報道を見ました。
大麻の事情で進んでるように思えるアメリカが今の財政赤字にあって、連邦政府として大金のばら撒きはできても、大麻合法化の選択肢はないという意思表示でしょう。州でOKしても、オバマ政権はNO。。。
11月、賛成が反対を上回るほどの加州住民の意識の陰には庶民レベルの運動がありました。日本でも同じ、正しい情報をみんなで共有することに解決策はあると信じてます。庶民レベルの運動を続けること!大麻の正しい知識が一般に浸透すれば、大麻の恩恵が利害に絡む一部の人々の思惑も、大麻悪のまじないも崩れるはず。ささやかながら、その尊い運動の一助になれることを誇りに思います。
みなさま、本年もどうぞよろしくお願いいたします!
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