大麻に含まれる物質が糖尿病性心筋症を緩和する

投稿日時 2011-01-14 | カテゴリ: NORML News

2010年12月16日 - アメリカ合衆国メリーランド州ベテスダ

メリーランド州ベテスダ: "American College of Cardiology (アメリカ心臓病学会)" の発行するジャーナルに掲載された前臨床試験データによると、大麻に含まれる非向精神性の物質であるカナビディオール (CBD) を投与する事で、糖尿病性心筋症(心筋の弱体化)を原因とする様々な症状を軽減できる事が判明した。

アメリカ、スイス、イスラエルの研究者からなる国際研究チームはマウスの I型糖尿病性心筋症モデルを用いて、心筋機能障害、炎症、酸化/ニトロ化ストレス、細胞死、シグナル伝達経路の相関(訳注: 原文には interrelated signaling pathways とあるが、翻訳者に医学的知識が無いためこれが何を指すのか不明)に対する CBD の効果を調べた。

研究者らは次のように報告した。「心筋機能障害、心筋繊維症、酸化/ニトロ化ストレス、炎症、細胞死、シグナル伝達経路の相関に対し、CBD はこれらを軽減した。人体における CBD の安全性および忍容性と相まって、この結果は糖尿病性合併症に対して CBD が極めて重要な治療薬となる可能性を示唆している。また酸化/ニトロ化ストレス、炎症、細胞死、繊維症を軽減する事からその他の心血管障害に対しても効果を持つ可能性がある。」

2006年にジャーナル "Autoimmunity (自己免疫)" に掲載された前臨床試験データには、CBD を投与したマウスは対照群と比べて糖尿病の罹患率が有意に低いことが示されている。また心虚血の疾患動物モデルにおいてもカナビディオールが保護作用を持つ事が報告されている。

研究結果の全文は "Cannabidiol Attenuates Cardiac Dysfunction,Oxidative Stress, Fibrosis, and Inflammatory and Cell Death Signaling Pathways in Diabetic Cardiomyopathy (糖尿病性心筋症による心機能障害、酸化ストレス、繊維症、炎症、細胞死シグナル伝達経路に対してカナビディオールの有する軽減作用)" の表題でアメリカ心臓病学会ジャーナルに掲載されています。

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Source: NORML NEWS
Pot Compound Mitigates Diabetic Cardiomyopathy
December 16, 2010 - Bethesda, MD, USA

翻訳 by PHO
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