2010年12月23日 オランダ ハーグ
オランダ ハーグ ー 欧州最高裁判所は先週、オランダの国会議員らには、同国非居住者による "オランダ流コーヒーショップ" の利用を禁止する法的権限があるとの裁定を下した。
1980年代初めからオランダ各都市で運営されているコーヒーショップでは、公けに少量の大麻が販売されている。
また、欧州裁判所は先週、いわゆる『ドラッグ・ツーリスト』と言われる人々による、マーストリヒト市内にあるコーヒーショップの利用を禁止する権限は、同市当局にあることを裁定した。マーストリヒト市は、オランダ南部に位置し、ベルギーとドイツの国境に近い。
sオランダ政府当局は、この数ヶ月間、コーヒーショップを、同国の合法居住者限定の会員制に義務化する規則を課すと脅迫してきた。
外国人によるオランダ流コーヒーショップの利用を禁止することで、『ドラッグ・ツーリズムを実質的に制限し、それに因る問題を結果的に減少させることができる法案の制定に繋がる』というのが欧州裁判所の判断だ。
同裁判所では、欧州のほとんどの国々でマリファナが違法であるため、オランダ政府当局は当該禁止令を合法的に強行できるという結論に至った。
Source: NORML Blog
Netherlands: Court Says Tourists Can Be Barred From Dutch 'Coffee Shops'
December 23, 2010 - The Hague, Netherlands
翻訳とコメント by bongyo
オランダに逆風・・・。そもそも、この記事に触れられているオランダのドラッグ・ツーリズム(ツーリストの大量入国とそれに派生する)問題を引き起こしているのは、比較的厳しい、周辺国(または諸外国)の大麻規制であって、この国の薬物政策自体ではないはずです。事実オランダでの薬物に関わる問題は、諸外国に比べて、統計的にも少ないのです。
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