クーリエ ジャポン2011年3月号 「大麻合法化」を目前に控えて・・・カリフォルニアに集結する新世代マリファナ起業家たち

投稿日時 2011-02-04 | カテゴリ: 今週のマスコミよかった大賞

by サル・パラダイス

クーリエ ジャポン2011年3月号
「大麻合法化」を目前に控えて・・・カリフォルニアに集結する新世代マリファナ起業家たち


この4ページに及ぶ記事って、完全に経済の記事なんだよね。
最近の大麻って、医療であり、産業であり、そして経済だよね。
TVニュースで初めて肯定的に紹介されたのも、ワールドビジネスサテライトだったし。

しかし、大麻が経済ってピンときますか?オレはまだ漠然として実感がないんだけど、この記事に現われるそれはすごいですよ。
大麻関連の事業に関する一連の認可と課税を承認したオークランド市は、その結果として年間1000万ドル(約8億3000万円)の歳入を見込んでいるとか、昨年のカリフォルニア州の医療大麻の売り上げは13億ドル(約1,079億円)とか、年間140億ドル(約1兆1,620億円)を生み出し、カリフォルニア州で最も金になる作物となった大麻が中核産業になりつつあるとかね。

オレ自体はピンときませんねえ。大麻なんて、自然に本来はえているものが、そんなに金になるのかなんて。この記事でいう「エメラルド・トライアングル」の栽培者のように、オレはオールドヒッピーの感覚なのかな。あくまで体制の外にいるような。
だけど、これからのマリファナ企業家たちは体制の一部になることが求められますだって。どんな連中なんだろう。

例えば、ここで紹介されるダル・マンは26歳で、大麻業界のウォルマートを目指して着々と歩を進めています。彼はコソコソしたくなくてね。店のオープンの資料にも、「マリファナのメガストア、東オークランドにオープン」なんてやってる。
彼の店、ウィグロウは全米に75のフランチャイズ展開して、今年後半には新規株式公開をねらってるそうな。
そして、彼はオークランドが工業規模の栽培を認めようとしている4ヶ所の医療大麻栽培場の1つを獲得しようとしてるんだ。
ねえ、どうです。どてらいやっちゃでしょ。

「闇市場的な存在だった大麻産業が表舞台に出るようになったため、あらゆるビジネスの可能性が広がっています。」こう語るのはベンチャーキャピタルの代表を務めるデイビット・アーバナシー。この会社は大麻関連の投資に対して年間平均80%という驚くべき利益率をうたってるんだって。

もはやここで語られるのは「ゴールドラッシュ」ならぬ「グリーンラッシュ」であり、「シリコンバレー」ならぬ「グラスバレー」である。

彼ら大麻ビジネス最前線の連中は、合法化はもはや時間の問題ととらえてる。2012年にはこないだのカリフォルニア州の再挑戦に加え、コロラド州、ワシントン州、ネバタ州で合法化の住民投票が行われそうだ。

で面白いのは、常用者の合法化反対派ってのが出現してること。つまり、違法だからこそ、そこから利益を得ることができる人もいるわけで、まあ先ほどの経済規模でいえば、アンダーグランドにしておけば、あの数10倍、数100倍のもうけがころがりこんでくるってわけだろうねえ。

なんか独り占めで大麻的でないねえ。大麻に愛されないよ。
で、結局、そのもうけをどこへ流したらいいのかってので、国や地方(まあ最終的には国民ってことなんだけど)に還元しましょうってのが最近の合法化案の強い根拠となってるんだ。
まあ、犯罪組織に流し込んでふくらましてるよりずっといいでしょ。

とにかくね、合法化はなりますよ。
経済が政治に先行するってのはよくあるこってして、近年の中国がまさにそれですわな。

先のダル・マンは言う。「20年後には大麻業界のバドワイザーになってるかもね。」
あなたも大麻業界のキリンなりサントリーなり目指してみますか。
あっ、その前に、日本の合法化の壁はまだいまのところ厚いから、THCに寄付して合法化運動に参加してね。
大麻を愛する人及び大麻に愛される人としてね。





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