ブッシュ時代の遺物が麻薬取締局の長官として満場一致で承認

投稿日時 2011-02-23 | カテゴリ: NORML News

2011年1月6日 米国 ワシントンDC

ワシントンDC:米国上院は、ミシェル レオンハートを満場一致で米国麻薬取締局(DEA)の長官として承認した。レオンハート女史は2007年11月よりDEAの長官代理を務めていた。バラク オバマ大統領が2月にレオンハートをDEA長官に指名した。

NORMLを含む多数の薬物政策変革団体が、レオンハートのDEA長官代理としての行動は、レトリックやイデオロギーよりも科学に基づき公共政策を決定すると誓ったオバマ政権の公約に反するとして、レオンハートの承認に反対している。

例えばレモンハート女史は、医療大麻の供給者と生産者に対する連邦政府による多数の強制捜査を指揮した。これらの強制捜査は、医療目的での大麻の使用と供給を認める州法が既に成立している州において行われた。そして、これは2009年10月19日に司法省が「医療目的での大麻使用を規定した州法を明白に遵守している個人に対しては・・・リソースをつぎ込まない」ように勧告した書状と矛盾する。

レオンハート女史は、大麻の薬理成分と有効性のより詳細な同定と定量化を模索した科学的研究も妨害した。特にレオンハート女史は、医療目的での使用のための大麻の再区分(スケジューリング)に関する行政審判を求めた、8年間にわたる請願への返答を無視した。このような行政審判は、「大麻が連邦スケジュールⅠ規制薬物として区分されている現在の状況は、大麻製剤の臨床研究と臨床開発を促進するために再検討すべきである」と表明する米国医師会によって2009年に要請されたものである。加えて2009年1月にレオンハート女史は、DEAの行政法判事が「公共の利益のため」として許諾を決定したにもかかわらず、FDA認可の研究のために大麻の栽培するための許可をマサチューセッツ州立大学に対して発行することを拒否した。

極めつけには、レオンハート女史はメキシコにおけるドラッグ戦争に伴う武力衝突の話題ついて言及した際に、不適切な判断を見せた。2009年にレオンハート女史は、この国境における武力衝突をDEAの対ドラッグ戦略の「成功」の証だと述べたのだ。2006年12月以来、31000人の死を招いているのにもかかわらず。

レオンハート女史がDEA長官に承認されたことにコメントして、NORML副理事ポール アーメンターノは「レオンハート女史の行動と野心は、州法、世論、オバマ政権の政策と矛盾している。レオンハート女史の指揮下ではDEAの方向性に大きな『チェンジ』は期待できないだろう。」と述べている。

12月にウィスコンシン州の民主党の上院議員ハーブ コールは、レオンハート女史の任命に対して留保を発動した。コール上院議員は留保を12月22日に取り下げ、上院は翌日にレオンハート女史の任命を承認した。

詳しい情報はNORML理事アレン サンピエール(202) 483-5500か副理事ポール アーメンターノ paul@norml.org までご連絡ください。

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Source: NORML NEWS
Bush Holdover Unanimously Confirmed To Head U.S. Drug Enforcement Administration
January 6, 2011 - Washington, DC, USA

翻訳 by とら





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