2011年1月27日 イスラエル エルサレム
イスラエル エルサレム - 英国薬学会誌にオンラインで公表された臨床前データによると、肝性脳症(肝機能の障害で脳が衰弱する病気)の実験モデルにおいて、向精神性はないカンナビノイド、CBD(カンナビジオール)を投与すると、肝機能を回復させ、脳部の病状を改善できることがわかった。肝性脳症は、治癒されなければ、昏睡状態になり、死に至る可能性がある。
イスラエル人とギリシャ人から成る国際的な検査チームは、CBDが有する、肝不全を起こしたマウスの神経機能や運動機能に対する効果を評価した。報告によると、「チオアセトアミドを投与したマウスにおいてかなりの程度に低下した神経機能や認知機能は、カンナビジオールによって回復した。これとほとんど同じように、チオアセトアミドを投与され、衰弱したマウスの運動機能は、カンナビジオールによって部分的に回復した」ということだ。
報告ではこう結論されている。「カンナビジオールは、肝機能を回復させ、5-HT(訳注:セロトニン) レベルを正常化し、脳機能を正常化しながら、脳の病状を改善させる」
『薬理学における傾向』という定期刊行物で 2009 年に発表されたレビューによると、カンナビジオールには、抗がんや抗糖尿病、抗てんかん、抗菌など、10 数種におよぶ治癒特性があるということだ。
詳細は、NORML副理事長 ポール・アルメンターノ(paul@norml.org)まで。
また、この研究報告の全文は、タイトル "Cannabidiol improves brain and liver function in a fulminant hepatic failure-induced model of hepatic encephalopathy in mice" として英国薬学会誌に掲載されています。
Source: NORML Blog
Marijuana Compound Improves Brain And Liver Function In Animal Model Of Hepatic Encephalopathy
January 27, 2011 - Jerusalem, Israel
翻訳とコメント by bongyo
今回はコメントなしで・・・
すみません。。
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