弁護側が提出した山本氏の証人申請と大麻の鑑定請求、古川博裁判長の「却下します」の一言で片付けられてしまい、公判は僅か5分で終了。結審となりました。弁護士によると、「アッという間に終わられちゃった」そうです。
桂川裁判に続き、大麻有害論の証拠として新たな論文を提出した点、内容は措くとして、検察の姿勢は肯定的に受け止めて良いのではないでしょうか。
一方、桂川裁判でも示された通り、今や死後硬直した感のある「バカ(司法)の壁」をどう崩すか。それが裁判闘争における課題の焦点として浮き彫りになってきたように思われます。
司法を訴えるにはどうしたら良いのだろう。そんなことを考えてしまう昨今です。
既に判例が出ているのだから裁判闘争はやるだけ無駄だという意見も聞きます。
果たしてそうでしょうか。検察から「公知の事実」の「証拠」を引き出したのは、快挙ではないでしょうか。
志を同じくする者たちが、協同的に、このまま進んで行けば良いのではないかと思っています。
現実に、逮捕され、裁判で違憲を主張する者たちがいます。
そのような者たち、志を共有できる者たちと連帯し、壁を崩したい。
ようやく、裁判闘争を、本格的に、連携的に、公開しながら展開できるようになったのだと思います。
諦めるのは早すぎます。始まったばかりなのに。
桂川控訴審で得た成果は、着実につながっています。
前回とは別の方が傍聴に来て下さったとのこと。ありがとうございました。
近日中に速記録を掲載します。
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