2011年1月27日 アメリカ合衆国コロラド州デンバー
コロラド州デンバー ー 2010年度デンバー市犯罪統計についてのある分析結果は、医療大麻ディスペンサリーの運営が犯罪発生率の上昇に関連しているという主張とは相反している。
今週発行されたデンバーポスト紙の記事によると、「市内にあるディスペンサリーの周辺地域について、デンバー市警が昨年末にまとめた分析では、2010年1月から9月までに該当地域で発生した犯罪の数は、2009年の同時期に比べ、減少していることがわかった。警察によると、同地域の減少率8.2パーセントは、市全体の8.8パーセントをわずかに下回った」とのことだ。
また、2010年の1月から11月までの間に市内全域で発生した犯罪について、デンバーポスト紙の別の分析によると、「市民1人あたりのディスペンサリーの数が最も多い地域の中には、ディスペンサリーがない地域よりも減少率が高いところもあった」ことがわかった。
コロラド州には、800を超える州公認の医療大麻ディスペンサリーが運営されており、その内訳はデンバー市に最も集中している。
これまでの分析にも、医療大麻ディスペンサリーの増加と犯罪率の上昇に関連性を認められるものはない。例えば、コロラド・スプリング・ガゼット紙の2010年度レビューによると、『同州警察は、同市に175ほどあるディスペンサリーと犯罪の増加との相関関係については未だ確認できていない』という。
同様に、ロサンゼルス市犯罪データの2009年度レビューでも、医療大麻施設と犯罪との間に明確な関連性を立証することはできなかった。
詳しくは、NORML理事長 アレン・セント・ピエール(電話 202-483-5500)までご連絡ください。
Source: NORML Blog
Colorado: Medical Marijuana Dispensaries Not Associated With Increased Crime
January 27, 2011 - Denver, CO, USA
翻訳 by bongyo
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