2011年2月24日 米国モンタナ州ヘレナ
モンタナ州ヘレナ:火曜日に公表された、モンタナ州全体の世論調査によると、同州民の大多数は、6年前から施行されている医療大麻法の撤廃を目指す州下院議会の動きに反対している。
2,212人のモンタナ州民を対象にしたパブリック・ポリシー・ポーリング世論調査によると、回答者の63%が、『医者の承認を受けた患者による医療用大麻の使用を支持する』としている。『当該法は全て撤廃』すべきとするのは回答者の20%にとどまった。そのうち36%は支持政党無し、35%は共和党支持者、29%は民主党支持者だった。
2004年には、同州の投票者の62%が、州公認の患者が医薬品として大麻を使用しても逮捕されないようにする住民投票に賛成している。
月曜日、モンタナ州下院議会は、同州の大麻法を撤廃する法案 HB161(訳注:下院法案161号) に賛成の最終決議を下した。同法案に対しては、ほとんど全ての共和党議員が賛成票を、民主党議員の多くが反対票を投じた。
モンタナ州の大麻法に反対している人々は、同法が青少年の薬物使用と交通事故死亡者発生率の増加につながると主張している。
HB161は、上院議会へ提出されることとなった。この撤廃法案は、上院議会で承認されれば、以前同州大麻法への支持を表明した民主党のブライアン・シュワイツァー知事の手に渡る。
モンタナ州は、医師の指導の下での大麻の使用を認めている15の州のうちの1つである。これまで、そのような州の大麻関連法を撤廃した法令はない。
詳細は、http://montananorml.org またはNORMLの ‘Take Action Center’(http://www.capwiz.com/norml2/issues/alert/?alertid=21950501)をご覧ください。
Source: NORML Blog
Poll: Montanans Oppose Lawmakers' Effort To Repeal Medical Marijuana Law
February 24, 2011 - Helena, MT, USA
翻訳とコメント by bongyo
続報で、この法案は上院も通過したそうです。モンタナ州にも知事に採否決定権があるようなので、知事が主張通り否認すればこの法案が施行されることはないのでしょう。しかし、これは民意を反映していない議会の動きだったわけで・・・知事が翻らないことを祈るばかりです。
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