ニューメキシコ州とモンタナ州で医療大麻法撤廃の動きが失速

投稿日時 2011-04-18 | カテゴリ: NORML News

2011年3月17日 - アメリカ合衆国ニューメキシコ州サンタフェ

ニューメキシコ州サンタフェ: ニューメキシコ州では成立から四年が経過した医療大麻法を撤廃するような法案が提議されていたが、州議会はこれを取り下げた。新任の州知事である共和党のスサーナ・マルティネスは、もしこの法案、下院法案593号が彼女の手元に来たら、これに署名するであろうと語っていた。

法案の発案者である共和党の下院議員ジェームズ・スミスは現在、議員らに州の医療大麻プログラムを調査するように求める House Memorial bill (訳注:これが何を指すのか不明) を提議している所である。

今日この州には州法を遵守しながら合法的に大麻を使用している患者が3,200名以上存在し、また州当局はこれまでに25の施設に対して医療大麻の生産および販売の許可を出している。医療大麻の使用または配布において、その許可を受けていながら不正行為が行われた例は、これまで極く僅かしか報告されていない。

モンタナ州でも月曜に開かれた上院法務委員会において同様の法案が審議されたが、賛成者と反対者が共に6名となり審議は暗礁に乗り上げた。審議の対象となった下院法案161号は、この州で6年前に行われた住民投票によって成立した医療大麻法を撤廃するという内容である。これに先立って行われた下院での採決では、議員らは概して党の路線に沿った形で63名が賛成し、37名が反対した。

上院議員らは依然として法案の再検討を選択する事ができる他、委員会を飛び越えて議会全体で法案を議論できるようにする "blast motion (爆発的動議)"を求める事もできる。

モンタナ州の2,212名の住民を対象に先月行われた公共政策世論調査によると、回答者の63パーセントが「患者に対して医師の監督の下に医療目的で大麻を使用する自由を与える事に賛同する」と答えた。「医療大麻法は全面的に撤廃されるべきである」と答えた者は全体の20パーセントに過ぎなかった。

また連邦捜査当局は月曜、モンタナ州における医療大麻栽培用の温室とディスペンザリーの運営者への強制捜査を行った。連邦警察は彼らの資産であるところの様々な物品を押収し、それには大麻、現金、栽培用具などが含まれていたが、現行犯逮捕する事はできなかった。2004年に住民の直接請求を通しての住民投票によって医療大麻法が成立した後では、この強制捜査は連邦警察による大規模な取締りとしては州で最初のものとなった。

ニューメキシコ州およびモンタナ州を含め、現在合計15の州において医師の監督の下での大麻の使用が認められている。これまでにそのような州法を廃止した州議会は一つも存在しない。

より詳しい情報については NORML 事務局長アレン・サンピエール (202)483-5500 に問い合わせるか、もしくはhttp://montananorml.org/をご覧下さい。

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Source: NORML NEWS
Medical Marijuana Repeal Efforts Stall In New Mexico, Montana
March 17, 2011 - Santa Fe, NM, USA

翻訳 by PHO





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