大麻喫煙が腫瘍細胞の自然縮小に関与との研究結果

投稿日時 2011-04-29 | カテゴリ: NORML News

2011年3月24日 - カナダ、ブリティッシュコロンビア州バンクーバー

NORML 週刊プレスリリース、ブリティッシュコロンビア州バンクーバー:
"International Society for Pediatric Neurosurgery (国際小児神経外科学会)" の発行するジャーナルである "Child's Nervous System (子供の神経系)"に掲載された事例報告によると、二名の被験者に存在した脳腫瘍細胞が大麻の喫煙に関連して自然に縮小していたとの事である。

バンクーバー、ブリティッシュコロンビア小児病院の研究者らは、日常的に大麻を喫煙している二名の若者の持っていた残存腫瘍が縮小していた事を発見した。彼らの発見によれば、その両名の脳に三年以上残っていた遺残腫瘍が「明らかに縮小」していた。

研究者らは次のように述べている。「いずれの患者もその期間中には通常の補助療法での治療を受けていなかった。彼らが大麻を喫煙していたのと同時期に腫瘍が縮小していた事から、その縮小には大麻が関与していた可能性が高い。」

「神経膠腫(脳腫瘍)に対して大麻/カナビノイドの持つ効果は次々と明らかになって来ており、その効果を解明するために更なる研究が行われる事が望ましい」。研究者らはこのように結論した。

2006年に "British Journal of Cancer (英国癌腫ジャーナル)" で報告された予備的研究の結果によると、カナビノイドであるTHCを腫瘍内に投与したところ、9名の脳腫瘍患者のうち2名の癌細胞の増殖が抑制された。

それとは別に行われたカナビノイドおよび内在性カナビノイドの持つ抗癌作用を調べるための前臨床試験の結果からは、これらの物質が様々な種類の癌細胞の増殖を抑制する事が示されている。その種類としては乳癌、前立腺癌、肺癌などがあった。

より詳しい情報については NORML 副事務局長ポール・アルメンターノ( paul@norml.org )にお問い合わせ下さい。研究報告の全文は "Spontaneous regression of septum pellucidium/forniceal pilocytic astrocytomas  possible role of cannabis inhalation (透明中隔/円蓋部毛様細胞性星状細胞腫の自然縮退 - 大麻の喫煙の結果である可能性)" の表題でジャーナル"Child's Nervous System" に掲載されています。


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Source: NORML NEWS
Marijuana Inhalation Associated With Spontaneous Tumor Regression, Study Says
March 24, 2011 - Vancouver, BC, Canada

翻訳 by PHO





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