2011年3月3日 アメリカ合衆国 ワシントン州シアトル
ワシントン州シアトル:麻薬問題担当長官ギル・ケリカウスキー氏は、金曜日、シアトル・タイムスの編集委員らとの会合のため、ワシントン DC からシアトルへ発つ。ケリカウスキー氏は、同紙が州の法案HB1550(訳注:下院法案1550号)を支持する記事を掲載した直後に会合を手配した。HB1550 は、成人に対する大麻の生産と流通、販売の制度導入を目的とする法案である。
2月18日付の無記名の論説の中で、同紙編集部は、「マリファナは合法化し、規制し、課税されるべきだ。中央政府の禁止法を撤廃しようとする動きは、州から起こすべきであり、ワシントン州がその先頭に立つべきだ」と論じた。
記事はこう続く。「薬物の中には、人体に大変な悪影響を及ぼすため、禁止措置への出費が妥当だと思われるものもある。マリファナは別だ。この州の医療大麻の実績とシアトルの寛容政策を見ると、大麻に関しては、合法化がうまくいくと考えられる。しかも、驚くほどに。うまくいくだろうというだけでなく、実際合法化される日は近い」
この論説公表後、ケリカウスキー氏はシアトル・タイムス紙に連絡し、金曜日の会合を要請した。この無記名の論説を担当した同紙論説担当記者は、シアトルの隔週紙ザ・ストレンジャーのブルース・ラムゼイ氏との話しの中で語った。「中央政府当局者が私の論説が出た直後に電話を掛けてきたので、私は、その記事が気に入られなかったんだなと直感しました」
ケリカウスキー氏は、元シアトル市警察署長である。
2月25日付シアトル・タイムス紙の別の論説では、論説担当記者ライアン・ブレセン氏が、同紙の示した大麻擁護の立場に対する公の反応は絶大だったと述べている。「私たちが時の注目の話題について論説を掲載して、ほぼ全面的な賞賛を受けるというのははほとんどないことですが、先週、ワシントン州の大麻合法化への支持を明らかにしたことはまさにそれでした」
同紙編集委員会は、2月24日木曜日、下院法案1550号を支持する2回目の社説を掲載した。公共の安全と緊急時への備えについての下院委員会は、まだ同法案について行動を起こしていない。
詳しくは、NORML理事長 アレン・セント・ピエール(電話 202-483-5500)、または副理事長ポール・アルメンターノ(メール paul@norml.org )までご連絡ください。また、下院法案 1550 号についての詳細は、NORMLの ‘Take Action Center’(http://www.capwiz.com/norml2/issues/alert/?alertid=24023501)、または Facebook ( http://www.facebook.com/home.php?sk=group_143495259045041) をご覧ください。
Source: NORML NEWS
Drug Czar To Meet With Seattle Times Editors After They Opine In Favor Of Legalizing Marijuana
March 3, 2011 - Seattle, WA, USA
翻訳 by bongyo
しらコメ:日本にはシアトル・タイムスがない。
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