NORML、今年が大麻禁止政策の創立100周年である事を認める

投稿日時 2011-05-24 | カテゴリ: NORML News

2011年5月5日 - アメリカ合衆国ワシントンDC


ワシントンDC: NORML は今年が大麻禁止政策の創立 100 周年である事を認める。この政策は1911年4月29日にマサチューセッツ州で始まった。

マサチューセッツ州議会ではこの日、成人による大麻の所持および売買に対して刑事罰を科すという最初の州法が成立した。

マサチューセッツ州の先導に続き、1913年にはカリフォルニア州、メイン州、インディアナ州、ワイオミング州など30を越える他の州でも同様の大麻取締法が成立した。

連邦議会は 1937年に大麻課税法を制定することで、この植物を全国的に禁止した。

カリフォルニアNORML局長デイル・ギーリンガーは次のように述べた。「大麻に対する戦争が失敗に終わった事には覆せない証拠がある。禁酒法は犯罪創造プログラムとして働き、これさえ無ければ無実であったアメリカ人達を犯罪者に仕立て上げ、闇市場を助成し、そして法律への軽視を生み出した。1911年に見られたように、今日も政府当局、麻薬取締官、そして官僚らは、麻薬取締当局およびそのプログラム群からなる何十億ドルもの規模を持った複合体によって強固に守られており、それこそがこの失敗したシステムの忠実な支持者であって、公費の投入を維持し続けている。アメリカ人は彼らの破綻したパターナリズムを拒絶し、大麻の使用における歴史的な自由を取り戻す事が賢明であろう。」

より詳しい情報については NORML 事務局長アレン・サンピエール (202)483-5500 もしくはカリフォルニア NORML 局長デイル・ギーリンガー( dale@canorml.org )にお問い合わせ下さい。

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Source: NORML NEWS
NORML Acknowledges Centennial Anniversary Of Pot Prohibition
May 5, 2011 - Washington, DC, USA

翻訳とコメント by PHO
文中で触れられているパターナリズム(父権主義)とは、個人にはその者自身にとっての利益または不利益となる行為を自ら判断する能力も無ければ権利も無いものとして、国家が個人に代わって個人的・私的な行為の是非を判断し、またそれを忠告するに留めることなく刑罰を以って「違反者」を「更生」させる事をも正当化されるとする思想を言う。このような物の考え方は、養豚場で豚を飼育している時には確かに有用であろう。私でさえ、もし自分が豚を飼っていたとして、ある日突然その豚が壁に頭を打ち付け始めたら無理にでもそれを止めさせるはずだ。私には豚の幸福など知る由も無いが、豚のその行為を許して豚が衰弱すれば、その商品価値が下がるからである。しかしながら政府と国民の関係が養豚所と豚のようである時、個人の自由と尊厳がいかに深刻に損なわれるかについてを説明するには、今更多くの言葉は必要無いだろう。ある個人にとっての幸福を最も良く知る者はその当人を置いて他に無いことを述べれば、それで十分である。

我が国にはパターナリズムに基いた統治を望む者が非常に多く存在する事を私は良く知っている。だが、そうだとしても私にはそのような形での国家権力の運用を肯定する事も許容する事もできず、そして大麻取締法はパターナリズムのほんの一例でしかない。





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