サル・パラダイス
マスコミの皆さん、原発の記事でお忙しいとは思いますが、それに津波や地震、避難所の暮らし、それにともなう社会保障に増税、対応している管政権への批判、世界に目を向ければ、中東革命にビンラディン、金正日、まあ書くことにはこと欠かんとは思います。
しかし、ここ大麻の世界でも、あるいは法律の世界でもまっこと面白き事が進行しております。
このTHCのホームページにある「上告趣意書 山崎一夫」(2011.5.17)を読んでみてください。これは、日本の現実の裁判の世界かと疑いたくなるような、裁判所のどたばた、ばかっぷりが見てとれます。
歴史上のトンデモ事件のようです。
週刊誌の記事としても絶対面白い内容で大ウケ100%です。しかも、これ、東スポとかのUFOねつ造記事とかでなくて、完全な現在進行形の実話ですからね。
「大麻はなぜ悪いのか」の記事を載せて、ジャーナリズムの良心と力を示してくれた信頼たる「週刊朝日」殿、ねえやってみませんか。
なんなら、私がやとわれおばさんとなって書きますよ。1ページ100万円で。
というのはうそで1ページ100円でやりまっせ。記事としては5ページくらいになるので、1コインね。
どんな内容の話かというとね、ここでそのものの名を出すと、なんかイメージに引きずられて、その真の内容がゆがむので、ちょっとたとえ話でやらせてください。
世に「マサラ」というとてもおいしい食べ物があるとします。これは1度食べるとくせになり、また食べたくなります。100年程前、アメリカ主導により世界中で禁止となりました。理由は中毒になる、食べた後凶暴になり人を襲う、あるいは食べた人の健康や精神に障害を起こすなどでした。
近年になり、中毒にならないことは幾多の研究で明らかになり、凶暴にならない事も実際にそのような事件が発生していない事から明らかであり、健康等についてはむしろ医学の世界であらゆる病気、精神障害の治療について効果があることがわかってきました。
そこで、「マサラ」は医療目的を中心に欧米先進国で解禁のムードが高まり、現在進んでいます。
そんな中での事件です。この当事者である山崎さんという青年(というか中年なんですが)は、昔から「マサラ」をこよなく愛し、こっそり自分だけで食し、幸せにひたっておりました。
ある時彼は思います。これを楽しむことで、人や社会に迷惑をかけるわけでもない。自分の体に生きていく上でのダメージもほとんど与えない。
これをこのようにかくれてコソコソやるような悪にしておく必要があるのだろうか。
むしろ、そうしていることで、闇市場でギャングが成長し、自分のような社会に対して全く無悪な多くの国民が暗い牢屋へと送られてるのではないか。
彼は立ち上がります。自ら税関にばれるように「マサラ」を輸入し、捕まります。
そして身の潔白及び「マサラ」の無悪を証明するため裁判に乗り込むのです。
ヒーローの誕生です。
さて、ここに白坂はんというけったいな人物が登場します。
彼はこの200年余り続く資本主義経済社会の法則に逆らって、自らのわずかな財と労力を日々削りながら、世界中の「マサラ」に対する解禁の流れの情報を集め、自身のホームページで紹介するとともに、「マサラ」が悪でないことの証明のために奔走しているのです。このことは全く金にもならないのにです。
彼も「マサラ」をこよなく愛する人でした。
そして、ついに「マサラ」=悪の日本の唯一の根拠となっている「ダメ・ゼッタイセンター」が持つ「マサラ」悪の証拠が、50年以上も前にアメリカがプロパガンダとして作った資料に基づいていることを突き止め、さらにそのダメセンの責任者らに突撃を開始し、彼らが「マサラ」の悪を全く証明できない事を明らかにするのです。
そして、山さんと白坂はんはネットで出会いタッグを組むのです。
いよいよ裁判です。どうなるのでしょうね。
(つづく)
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