2011年5月5日 米国ワシントン州オリンピア
ワシントン州オリンピア:民主党のクリス・グレゴール州知事は、金曜日、有資格患者への医療大麻の販売を免許制にして規制する上院法案5073号(SB5073)を拒否した。この法案は、もし承認されていれば、自発的に州に登録している患者らに法的保護を加えるものだった。
グレゴール州知事は、法案を拒否した際にこう述べた。「(承認していれば)、免許制と登録制の各条項により、公務員が連邦政府による訴追の対象にされていました」
この数週の間に、連邦検事は、アリゾナやコロラド、ワシントン、ロード・アイランド、バーモントなどの州の官僚に対し、医療大麻に関する書簡を送っている。その内容は、法務省が、医療大麻の生産や販売に従事する、またはそれを支援する公務員などの個人を、今後刑事または民事で起訴する可能性があるとするものだった。
グレゴール州知事は、過去に、有資格患者らとその介護者(訳注:患者に医療大麻を提供する人)らの、州の訴追に対する「積極的抗弁」を認めるSB5073(上院法案5073号)の条項(402項、406項)に署名し、法律として成立させている。 また、「共同農園」に参加する患者や介護者らに法的保護を拡張する条項の体系化もおこなった。
ワシントン州では当初、1998年の住民投票で医療大麻法が承認された。この法令は、医者の管理下で大麻を所有する患者らを対象に、法的保護が限定されていた。どのように手に入れるか、何グラムまで合法的に所持できるかなどについては記載されていなかった。2008年には、患者らに15株までの大麻草の栽培、24オンス(約680g)までの医療用乾燥大麻の所持を許可するSB6032が州議会で制定された。しかし、その法令にも、大麻の販売を管理するシステムについては記載されなかった。
詳しい情報は、NORML理事長アレン・セント・ピエール(電話(202)483-5500)までご連絡ください。
Source: NORML NEWS
Washington: Governor Vetoes Medical Marijuana Licensing Measure
May 5, 2011 - Olympia, WA, USA
翻訳 by bongyo
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