イスラエル政府 薬用大麻の管理に関する法案 閣議が承認

投稿日時 2011-08-07 | カテゴリ: 海外情報

現在の所、イスラエルでは6000名ほどが薬用大麻の恩恵をこうむっているが、日曜日の閣議で薬用大麻の供給源を管理し、ガイドラインを明確にするする新法案が可決された。これにより、政府(イスラエル厚生省)が大麻の流通や栽培、そして患者への供給を総括的に管理するようになる。

新法案を受けて、政府は大麻の管理をイスラエル・ポリスとイスラエルのアンチ・ドラッグ・オーソリティーにも依頼し、これらの警察機関も大麻の輸入や地元での栽培などを見守る立場にすることが明らかになった。

現在の6000人に加えて、更に薬用大麻人口は増えるとの見通し。現在の問題点は、今薬用大麻を使っている人はその殆どが痛みの緩和や末期癌などの症状に苦しんでいる病人たちで、今後は例えば強姦の被害にあった女性がPTSDなどを治療するためにカナビスを使用することもできるようになりそうな様子。

因みに、イスラエルの厚生省は大麻を「症状の緩和に有益な植物」としている。どっかの厚生労働省とは大きな違いだね。

詳しい所は:http://www.haaretz.com/news/national/israeli-government-approves-guidelines-for-medical-marijuana-1.377416

問題点は政府がガンジガラメに流通から栽培、輸入までを監督し、厳しく規制するので、一般人による栽培はどうなるのか、そして患者に大麻を供給するのは病院の仕事となるのか、その辺が知りたい。いずれにしても、日本の現状よりはマシか・・・。




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