カナビス・オイルの抗がん作用

投稿日時 2011-09-13 | カテゴリ: 海外情報

大麻草から抽出した油には、際立った抗がん特性があるということが証明されています。

近年多くの研究では、医療大麻の抗がん、腫瘍縮小作用の有用性が確認されています。

国立衛生研究所が、カナビスには発がん性があることを証明するための研究を初めて行ったのは1974年でしたが、諸外国が1999年から最近までに行った研究では、さまざまな形態のがんを効果的かつ安全に治癒することがわかってきている。

1999年以降、カナビスには、腫瘍を効果的に縮小させ、がん細胞を殺し、多くの攻撃的な形態のがんを安全に治癒する効力があることを明確に立証した研究が数多く発表されている。攻撃的ながんの形態には、脳腫瘍や乳がん、皮膚がん、前立腺がん、肺がんなどがある。

しかし、カナビスに関する政治的な論争により、医師の中には、そのようなカナビスの研究について未だに知らず、カナビスには発がん性があるとする政府の誤った報告を信じている人もいるほどだ。場合によっては、このコラムに記載した重要な情報を担当の医者に知ってもらうのが重要かもしれない。

2006年にUCLAでおこなわれた研究では、大麻の喫煙は肺がんの原因にはならないばかりか、以前から考えられていたように、むしろがんから肺を守ることがわかっている。研究は、被験者を非喫煙者、カナビスのみの喫煙者、タバコのみの喫煙者、カナビスとタバコの喫煙者の4つのグループに分けておこなわれた。

その結果、肺がんになる確率は、非喫煙者とカナビスのみの喫煙者は同じで、タバコのみの喫煙者は最も高かった。また、カナビスとタバコの喫煙者が肺がんになる確率は、タバコのみの喫煙者に比べて、かなり低いことがわかった。つまり、カナビスの喫煙はタバコ喫煙者の肺を守る効果があるということだ。

サンタ・クルーズ医療大麻全連合会の会議において、医療大麻の専門家ヴァレリー・コラル氏のこのところの報告は、高純度に精製されたカナビス・オイルの医療的な価値が中心になっている。カナビス・オイルは現在、大麻草から生成される薬剤の中で最も抗がん性が高いのではないかと考えられている。

カナビス・オイルは、一般に「ゴールデン・オイル」や「ハニー・オイル」とも呼ばれており、(「カンナビノイド」として知られる)生物活性の成分量が均一になるように、大麻草から高純度で精製され、化学的にも標準となる濃縮エキスだ。透明なゴールデン・オイルはカンナビノイドの樹脂基質で、色が濃いハッシ・オイルと似たものだが、ハッシ・オイルに比べ、蒸留率が高く、効力もかなり強い。

カナビス・オイルの医療的な使用を研究、促進している団体フェニックス・ティアーズの設立者リック・シンプソン氏は、1997年、自身がオイルを使用して深刻な脳挫傷を治癒してからというもの、カナビス・オイルの広報活動を先導している。シンプソン氏はこの数年、医療大麻の患者らにカナビス・オイルを無料で提供している。シンプかソン氏によると、オイルを使用したがん患者の多くが治癒しているか、著しく改善しているという。また、このオイルで、その他疾患の多くも治癒しているという。

医学界や主流メディアの多くが、これまでカナビス・オイルの抗がん特性が証明されていることを無視してきたが、この禁じられた医薬品の真実を知る人が増えるにつれ、その沈黙も終わりに向かい始めているようだ。

例えば、ABCニュースによると、モンタナ州のある父親マーク・ハイド氏は、カナビス・オイルで視神経にステージ4の悪性腫瘍があった2才の息子キャッシュ君を治癒することができたと主張している。ハイド氏は、キャッシュ君が化学療法で何も口にできなくなるほど衰弱すると、絶望の末、補給チューブにこっそりとカナビス・オイルを流し込んだという。ABCニュースは、キャッシュ君は現在3才で、「奇跡的に回復している」と報じている。

スペインの研究者マヌエル・グツマン氏は、1999年以降、カンナビノイドの抗がん作用の効率を立証する研究を続けてきた。これまでの研究では、THC(テトラハイドロカンナビノール)やCBD(カンナビジオール)などのカナビスの単離化学成分が腫瘍を縮小できることが証明されている。また、報告書の中には、大麻草自体のエキスの方が、単離カンナビノイドよりも効果的だと示唆するものもある。

カンナビノイドの中には、がん細胞を殺すものがあるだけでなく、新しい脳細胞の成長(いわゆるneurogenesis「ニューロン(神経細胞)新生」というプロセス)を起こすものがあることが証明されている。また、カンナビノイドが神経系の保護に影響しうることも証明されている。

WAMMは現在、医者や生化学者と協働し、この強力なオイルの使用をさらに進展させようとしている。カナビス・オイルは、極めて無毒で、がん治療用に認められている調合薬と違い、使用することで健康を害することがない。人類史上、たった1人もカナビスの過剰摂取で命を落としたことはない。カナビスは、現在知られている中で、ほぼ間違いなく最も安全かつ治療効果のある薬だ。

カナビス・オイルは、ヴェポライザーでの吸飲、他のオイルを伴った経口摂取、または局所的な使用が可能だ。中でも経口摂取は最も強力に効き、重篤の病態には最も効果があると考えられている。

そして、そう、カナビス・オイルは、精神活性も高い。非常にハイになるし、完璧なサイケデリック体験さえも享受できる。カナビスという治療薬の(多くの人たちが求め、時には批判の対象となる)この側面は、無視したり、矮小化したり、嘲笑ったり、(決して)抹消したりするべきではない。カナビスの持つ、精神面へのこの既知の影響(心的状態の改善や並外れた観点など)はカナビスが与えうる心身に対する治癒的魔法という非常に重要な側面だろうと思われる。

カナビス・オイルについての詳しい情報は、http://phoenixtears.ca/ をご覧ください。
WAMMについての詳しい情報は、www.wamm.org をご覧ください。

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Source: Santa Cruz Patch
Cannabis Oil Fights Cancer
By David Jay Brown July 25, 2011

翻訳とコメント by bongyo
ガンの化学療法の副作用にカナビスが有効なことは結構有名なことですが、ガン自体にも効くとは!
とにかくカナビス療法の臨床試験を許可してほしい!!
この国の薬事法に載るようになるのをぜひ見届けたい。





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