ナタからの手紙

投稿日時 2006-03-10 | カテゴリ: ナタラジャ裁判

(前略)
2月13日から始まった考査訓練も無事2週間で卒業し、24日から印刷工場に配役になりました。この工場は、今、17人程度が働いています。僕は入ったばかりなので、雑工という内職仕事の様な事ばかりしています。しばらくして機械を担当している人が出所する等に空きができれば、機械の担当にもなれるでしょう。

工場にはパソコンやワープロもあり、できればその担当になれればと思っていたんですが、最近他の人がパソコンの見習いを始めたので無理そうです。
まぁ、ここは刑務所で、僕は受刑者ですので、どんな作業でも与えられた事を一生懸命頑張ろうと思います。大麻なんかをやってる奴はこの程度かと思われないよう、逆に、僕が真面目に務める姿を見て、大麻は本当に悪いものなのだろうかと思わせられるよう頑張っていきたいと思います。


部屋も、24日から5人部屋の雑居に移りました。印刷工場はこの雑居が一つと、あとは独居のようです。考査訓練中にいた古い部屋とは違い、こちらの舎房は2年前に建てたらしく、とてもキレイで快適です。しかも窓からは海が見えます。
工場も紙を扱うので除湿機やエアコンもあり、夏も快適に仕事ができそうです。


刑務所に来て、実際に作業が始まるまでは、どんな所なのか、どんな作業をやるのか不安でしたが、何とかやっていけそうです。同房や同じ工場の人達も、皆、良い人たちなので安心しています。


それから、先日新聞を見ていたら、西表島で発芽可能な種子を所持していたとして栽培予備罪とか言うわけのわからない事でタイホされた人の記事が載っていました。しかも、全国に指名手配されていたようです。いったい、この国は、どうなっているのでしょうか。いつからタネでタイホされるようになったのでしょう?以前あったタネの規制が厳しくなるという噂は本当だったのでしょうか。
この事件を含め、八重山署は最近、大麻クッキーを持っていた家族、西表島でキャンプをしていた20代の女性(1g)と、大麻での事件が多いです。


桂川さんやIさんは元気で頑張っているでしょうか。近況等分りましたら教えて下さい。


それではまた4月に手紙を書きます。


3月5日
梵 nataraja






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