モンタナ州: 裁判所が医療大麻供給者および医師に対する新たな規制の発効を阻止

投稿日時 2011-11-11 | カテゴリ: NORML News

2011年7月7日 (木曜日)
モンタナ州ヘレナ: モンタナ州地方裁判所は木曜、州の医療大麻法に関して新たに制定された幾つかの規制の発動を禁ずる仮差し止め命令を出した。

今年5月、民主党のブライアン・シュヴァイツァー知事は、署名無しに上院法案423号の成立を承認した。この新しい法律は、州の許可を得ている既存の患者の数を大幅に減少させる事を目的として議会が制定したものであり、7月1日から施行されていた。

しかしながら、その法律に含まれている非常に制限的な幾つかの規定についてはその実施が中止された。特にヘレナ地方判事であるジェームズ・レイノルドは、指導医が年に25名を越える患者に大麻の使用を勧めた場合には州委員会に報告されるとした条項を差し止めた。その他の制限として一人の大麻提供者が受け持つ事のできる患者の数を最大3名とし、提供者の抜き打ち検査を許し、提供した製品の対価として何らかの金品を受け取る事を禁ずるとした条項も存在したが、これらも同様に無効とされた。

この決定に対してNORMLモンタナ支部のジョン・マスターソンは次のように述べた。「これは大麻政策における立場とは無関係に、モンタナ州の全ての住民にとっての勝利である。特定のイデオロギーを信奉する議員であっても、気まぐれに違憲な法律を成立させる事で人々の意思を征服しようとする前に、もう一度考えてみなければならなくなったという事を意味するからだ。」

州の医療大麻支持者らはまた、上院法案423号の定めた条項のうち一つでも州法として存続すべきかどうかを問うために、2012年内の住民投票の実施に向けて手続きを進めている。既に嘆願書は州務長官が6月に受理しており、支持者らは9月までに有権者から必要な数の署名を集めなければならない。2012年に住民投票が行われ、人々がそのような判断をすれば、問題の州法の中で未だ発効していない条項は丸ごと削除される。

2011年7月23日にNORMLモンタナ支部は、合法化キャンペーン活動に要する資金を調達するためにコンサート "Marijuana Aid 2011" を開催します。このイベントについての情報は http://www.marijuanaaid.org/ にあります。

より詳しい情報についてはNORMLモンタナ支部のサイト http://www.montananorml.org/ をご覧下さい。

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Source: NORML NEWS
Montana: Judge Halts Imposition Of New Restrictions On Medical Marijuana Doctors And Providers
Thursday, 07 July 2011

翻訳とコメント:PHO
本文にもあるように成立した法律の内容は滅茶苦茶だが、その発効を裁判所が差し止めたからには法律が違憲であるとの判断からだろうか。もし同じ事が日本に起きたらどうなるか? つまり、ある特定の治療法が気に入らないという理由で議会がその治療法を事実上利用不可能にするような法案を成立させた場合に、裁判所はそれを違憲と判断するだろうか? しないだろう。絶対にしないだろう。





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