厚労省と麻薬防止センター宛要望書送付

投稿日時 2007-05-31 | カテゴリ: 厚生労働省との対話

厚生労働省と麻薬防止センター宛に配達証明で要望書を郵送しました。内容証明にしてはどうかというご意見も頂き、そうしようかと思ったのですが、内容証明は様式の制限が煩瑣なので、今回は配達証明にしました。ご意見ありがとうございました。

要望書の内容は、26日公開のものを一部編集しました。
「昨年来、私達大麻取締法被害者センターは、同ホームページの大麻情報の誤りについて再三再四指摘をしてきました。」の箇所に、「厚労省と麻薬防止センターに対し」という一文を追加しました。
書面による回答期限を6月20日としました。2週間でいいかとも思ったのですが、検証内容を吟味する時間を多めに差し上げました。

回答がなければ訴えます。

麻薬防止センターの役員や評議員の方々にも手紙を添えて同じものをお送りする予定です。お楽しみに。

フロッガー医師の検証論文は、提出用と一般公開用を分けることにしました。
提出用は、純粋に検証のみに絞りました。25日にアップしたものを公開用とし、皆さんからの意見、実体験などを盛り込み、研究データも随時補填し、総合的な大麻情報に育てようとフロッガー医師とも話しています。
公開用については、みなさんからのコメントを付けられるようにし、原典へのリンクなども付けていく予定です。送付した要望書と検証論文をPDFでアップしておきます。職場でお茶の時間に、ご家庭でおやつの時間に、学校のホームルームで、警察の取調室で、お役所の会議室で、裁判所の法廷で、国会の厚生労働委員会で、首相官邸の執務室で、証拠資料にご活用下さい。

【厚生労働大臣と麻薬防止センター理事長宛要望書】(79.27KB)

【「ダメ。ゼッタイ。」ホームページ 薬物データベース: 薬物別解説/大麻について」に対する医学的検証】(301.15KB)



厚生労働大臣 柳 澤 伯 夫 様
(財)麻薬・覚せい剤乱用防止センター理事長 森 幸 男様


平成19 年5 月31 日
大麻取締法被害者センター
http:.//asayake.jp/thc
主宰 白 坂 和 彦
長野県*************
電話***********

要望書


今年度予定されている、(財)麻薬・覚せい剤乱用防止センター(以下「麻薬防止センター」と略称)運営の「ダメ。ゼッタイ。」ホームページに記述されている薬物情報の見直しについて下記のとおり要望します。

昨年来、私達大麻取締法被害者センターは、同ホームページの大麻情報の誤りについて、再三再四、厚労省と麻薬防止センターに対し、指摘してきました。
麻薬防止センター糸井専務理事も、厚生労働省麻薬対策課藤原情報係長や秋篠氏も、同ホームページの大麻情報に科学的根拠がなく、書かれている内容の出典を示すこともできないと説明してきました。

*大麻取締法被害者センターウェブサイトの下記ページ参照
「厚労省監視指導麻薬対策課への申し入れ(2)」(2006 年09 月05 日)
http://asayake.jp/thc/archives/2006/09/2_2.php

「糸井専務理事への電話インタビュー」(2006 年09 月11 日)
http://asayake.jp/thc/archives/2006/09/post_228.php

「麻薬対策課藤原係長との対話」(2006 年10 月21 日)
http://asayake.jp/thc/archives/2006/10/post_240.php

昨年度まで、同サイトのトップページには、「このホームページは厚生労働省の委託によって運営されています」と書かれていましたが、今年度からは厚生労働省の委託ではなくなったと糸井専務理事は説明しました。しかし、引き続き、薬物情報の見直しやホームページに記載する内容について、監督官庁である厚生労働省の助言・指導を受けて公開するとも説明されています。つまり、厚生労働省には、「ダメ。ゼッタイ。」ホームページの記述内容について監督責任があります。そこで、厚生労働省と麻薬防止センターに対し以下要望します。

1.外部の有識者を招いて設置する薬物情報を見直す委員会について

委員の選任にあたっては、科学的な観点から薬物情報を見直すことのできる専門家を選任するよう求めます。
また委員の選任ついては、委員会のあり方を含め、パブリックコメントを募集するよう要望します。

2.委員会の討議内容の公開について

薬物情報を見直す委員会の検討会議は公開を原則とし、国民に広く開かれた場で行うことを求めます。
また討議の内容についてはその都度ホームページで公表するよう求めます。

3.大麻情報ページの一時閉鎖について

別添する検証論文のとおり、同ホームページの大麻の「身体的影響」「精神的影響」に関しては、厚生労働省が先に同ホームページの大麻情報の根拠として開示した世界保健機関(1997 年発行)の「Cannabis : a health perspective and research agenda」の記述と全く矛盾する内容に満ちています。
また、この「身体的影響」「精神的影響」に関しては、14年以上前に麻薬防止センターが輸入販売していた米国製薬物標本の説明書を翻訳しただけのものであることも明らかになっています。

*大麻取締法被害者センターウェブサイトの下記ページ参照
「スクープ!?「ダメ。ゼッタイ。」サイトの大麻に関する記述」(2006 年06 月14 日)
http://asayake.jp/thc/archives/2006/06/post_214.php

糸井専務理事の説明によると、1997 年以前にホームページを公開後、内容についての見直しは全くなされておらず、いたずらに恐怖を煽る誤謬に満ちた政治的プロパガンダとなっています。

今年度、この大麻に関する記述についても見直しが予定されているとのことですが、糸井専務理事の説明によると、今年度中にできるかどうか分からないとのことです。

別添する検証論文のとおり、誤りだらけの情報が、いつになるか分からない適正化まで放置され、でたらめな情報を国民に周知してよいことにはなりません。

同ホームページの大麻に関する以下のページについては、情報の見直しが図られるまでの間、閉鎖するよう要求します。

1.■薬物別解説/大麻:http://www.dapc.or.jp/data/taima/1.htm
2.[ 大麻とは ] :http://www.dapc.or.jp/data/taima/2.htm
3.■大麻の原料:http://www.dapc.or.jp/data/taima/2-1.htm
4.[ 大麻の症状 ] :http://www.dapc.or.jp/data/taima/3.htm
5.■大麻の身体的影響:http://www.dapc.or.jp/data/taima/3-1.htm
6.■大麻の身体的影響(詳細):http://www.dapc.or.jp/data/taima/3-3.htm
7.■大麻の精神的影響 :http://www.dapc.or.jp/data/taima/3-2.htm

以上、要望します。

6月20日までに書面による回答を求めます。
回答なき場合、法的手続きを取ることを申し添えます。

以上






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