医療大麻ディスペンサリーによる連邦政府の提訴

投稿日時 2012-02-25 | カテゴリ: 海外情報

メディア各位

2012年2月20日

カリフォルニア州の医療大麻ディスペンサリーが連邦政府を訴える

記者会見用プレス・リリース

2月21日(火曜日)12時から オークランド連邦政府ビルの前でリネット・ショー氏と弁護士マット・クミン氏の呼びかけによる医療大麻推進決起集会が行われます。リネット・ショー氏は現在閉鎖中のMAMM(マリン・アライアンス・フォー・メディカル・マリファナ)のオーナーであり、15年にわたって同ディスペンサリーを運営して来ました。ショー氏とクミン氏は司法省を相手取って訴訟を起こしており、公聴会の前に決起集会でスピーチをすることが決定致しました。スピーチと訴訟の内容は司法省の最近の医療大麻弾圧への抗議と国家による医療大麻への介入を阻止することで、同日昼から記者会見も開かれます。

ショー氏とMAMMは連邦政府を訴える筆頭告訴人(原告)で、カリフォルニア州の医療大麻患者と医療大麻コープ等の代弁者として4つの連邦裁判所法廷で争います。訴える相手は司法長官のエリック・ホルダー氏、DEA(米国連邦麻薬取締局)、並びに司法省となります。複数の他のディスペンサリーも原告として名を上げ、多数の患者の協力もいただいていますが、これから連邦政府による医療大麻への弾圧や露骨な嫌がらせが進むにつれて、この人数は更に増えていくことでしょう。

司法省による地主への恫喝と圧力、そしてチェイス銀行への脅しまがいの通達により、ショー氏は15年間ありとあらゆる難病患者などへ門を開いてきたMAMMを閉鎖せざるを得ない状況に追い込まれてしまいました。15年の間、一度も苦情を言われたことも無く、又フェアファックスの市議会の審査にも合格し、度重なる立ち入り検査にも合格してきた実績があるにも拘らず、このような事態と相成りました。15年もの間、地域社会とも良好な関係を築いてきました。

フェアファックス市議会、マリン郡議会、上院議員のトム・アミアーノ氏、下院議員のマーク・レノー氏、リン・ウールジー氏はMAMMの閉鎖に反対を公言し、連名で法務長官、司法省、そしてホワイト・ハウスに抗議の手紙を送付しました。どうか、MAMMを閉鎖に追い込まないで、と訴えました。

ショー氏は「我々は15年間、厳選しつくした商品を供給してきました。MAMMのマリファナはグレードの低い、ストリートで売られているような、低レベル・ディーラーが押入れで栽培したような商品は扱っていません。常にクオリティー・コントロールを念頭に、最大限の医療効果を発揮する処方をしてきました」と語り、又、「我々は連邦裁判所にて連邦政府による、患者への殺人的行為を訴えます。これらの患者たちは真に医療大麻を必要としており、私の家族同然です。今まで、MAMMをあてにしていた患者たちは途方に暮れ、何年も実績でその医療効果が証明されつくしたマリファナを安全に手にすることが困難になりました。その為、患者たちは病院に溢れかえり、一服の痛み止めを求めている始末です。このような悲劇は避けられますし、患者が苦しむ必要性が何処にあるのでしょうか」と締めくくった。

クミン弁護士に加え、サンフランシスコ・エリアのマリファナ専門の百戦錬磨のNORML弁護士、デビッド・マイケルズ氏が戦いに参加してくれました。勝訴が確定しなければ、巡回連邦裁判所に上告するつもりです。

以上。




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