覚醒剤使用、男性に無罪…「重大な違法捜査」

投稿日時 2012-02-27 | カテゴリ: ニュース速報

東京都内で覚醒剤を使用したとして、覚醒剤取締法違反(使用)に問われた40歳代の男性に対し、東京地裁は27日、無罪(求刑・懲役2年6月)の判決を言い渡した。


 伊藤雅人裁判長は「重大な違法捜査で得られた尿の鑑定書を証拠とすることはできない」と指摘。公判で捜査の違法性を否定した警視庁の警察官の証言についても「真実に反する証言をした」と批判した。

 判決によると、男性は昨年5月、新宿・歌舞伎町で警察官に呼び止められ、交番内で所持品検査を受けた。両手を警察官に押さえられた状態で下着の中などを確認され、注射器などが入ったポーチが見つかった。警察官らは、「男性が自発的にポーチを提出した」とする報告書を添えて東京簡裁に強制採尿令状などを請求。尿の鑑定書を根拠に、男性は逮捕、起訴された。

(2012年2月27日15時28分 読売新聞)

詳しい所は:http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120227-OYT1T00671.htm

確かにこれは重大な違法捜査であり、重大なる人権侵害である。裁判官も、警察が真実に反する証言をした、と認定した。この男性は無罪を勝ち取るまで、一体どの位の期間、拘置されていたのだろうか。日本ではこのように違法捜査によって無罪放免になった場合、なんの金銭的保証も無い。よって、泣き寝入りする他ないが、それにしても、最近警察官による横暴があまりにも目立つ。ドラッグ事犯に限ったことではないが、これではヤクザとかわりない。違法職質やら強制的な任意同行(?)などが許されていいはずもないが、社会全体がそれに立ち向かう姿勢を持たなければいけないし、抵抗もしなければならない。この間の池袋で150人が任意同行させられた事件では、暴動が起きなかったのが不思議なくらいである。NEVER TRUST A POLICE MAN!




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