生大麻ジュースの効能

投稿日時 2012-03-17 | カテゴリ: 医療大麻の真実に迫る

[編集部注:この動画では、薬用大麻の摂取方法として注目されている生大麻ジュースが紹介されています。1999年のIOM報告では、大麻の医療的使用について、煙を吸引するという方法が問題視されていました。その後この問題はベポライザーの登場によって解消し、そして現在では熱を加えずにTHCAを吸収する生大麻ジュースが薬用大麻の摂取方法として注目されているようです。日本はこのままでいいのでしょうか?
以下、この動画ページの説明文の翻訳と、内容の要訳です。]


LEAFがお届けする、ウイリアム・コートニー医師とクリステン・コートニーのCANNABIS INTERNATIONALの紹介ビデオです。本動画には生大麻の研究者、奨励者、管理者や実際に生大麻を使用している患者などが出演しています。

コートニー氏はカリフォルニア州の医者であり、生大麻の研究者でもあり、メンドシノ郡やハンボルト郡でそれを必要とする患者に薬用大麻の処方(推薦)をしています。クリステンは生大麻ジュースを飲むことによって、全身性エリマトーデスやリウマチ性関節炎を含む数々の病気を克服してきました。

二人は様々な患者の疾患に対応する生大麻ジュースの効能について科学的に述べています。クリステンも生大麻の研究者であり、実践者のひとりです。本動画には弁護士、医師、警察関係者、医療業務従事者、介護人、そして患者やその家族の生の声が収録されています。本動画は生大麻ジュースの摂取について焦点を絞っています。生大麻ジュースには通常の大麻のような精神的作用はありません。そしてなんと普通に(煙などの形で)摂取する大麻の200-400倍の効能があります。

このユニークな治療法により、多くの患者はリウマチ関節炎や癌、免疫不全などを解消しています。

詳しい所は:cannabisinternational.orgまでお願いします。

コートニー医師は連邦議会の下院議員としても立候補しています。是非サポートして下さい。大麻を必要としている患者の為にも。

詳しい所は:CourtneyforCongress.orgまで。大麻を患者が怖くて使えない状況を打破しましょう。

2011年7月27日

生大麻ジュースの効能(要訳)

~毎年アメリカでは処方薬によって約106,000人の死者が出ている。~ 全米医師会の報告

証言者女性クリステン:「私は信念を持ってこの事業に取り組んでいます。これより重要な仕事もありません。病気の患者は増える一方です。一刻も早く、この真実を皆さんに知ってもらわなければなりません」

~昨今の研究により、処方薬に代わる新治療が注目を浴びている。

証言者女性クリステン:「家族と共にこの事業に取り組める幸せと情熱を感じています」

ウイリアム・コートニー医師の証言:「彼女は約40種類の処方薬を飲んでいました。盲目になる危険性を冒してまで、化学治療に臨んでいたのです。ありとあらゆる痛み止めや抗生物質を飲み、顔はステロイドにより腫れてしまい、16歳で小児性リウマチ性関節炎にかかり、それが原因で全身性エリテマトーデスを患いました(全身の臓器に原因不明の炎症が起こる、自己免疫疾患の一種)。母親はもうクリステンの余命に絶望していました」

そこで、クリステンは生の大麻の葉をジュースにすることを始めました。

証言者女性クリステン:「私は友達、そして医師という信頼関係のもと、経験豊かなウイリアム・コート二ー医師に大麻の使用法、摂取方法などについて助言を頂きました。このジューシングと言う大麻摂取方法はあまりに画期的で私の人生を変えました」

~米司法省報告:医学的見地に立てば、大麻は多くの食品よりも安全である。

証言者女性クリステン:「大麻ジュースを飲み始めてから4~6週間で背中の痛みが完全に無くなり、処方薬(痛み止め)に頼らなくてもすむようになりました。今迄で一番いい健康状態になりました」

ウイリアム・コートニー医師の証言:「多くの人は大麻を良薬だとは思っていません」

~科学的見地

「ウイリアム・コートニー医師の証言:「私は2004年に大麻が脳内薬物の一種であるとの医学的記事をサイエンティフィック・アメリカンで読みました。それによると、人間の身体はカナビスの有効成分に非常に良く似た脳内薬物を分泌するのですね。そしてカナビスはシナプシス前神経からシナプシス後神経へと神経伝達物質をシナプシス前神経にフィードバックするのです。これは従来の科学知識では考えられなかったことです。これまでは一方通行だと思われていた神経伝達物質がカナビノイドによってシナプシス前神経に送られる、と言うことです。つまり人体の制御システムの細胞生理学を調整、模倣するのです。最近ではFDA(米国食品医薬局)がCBD(カナビディオールの効能を認めています。これによると、CBDはビタミンCやビタミンEよりも遥かに効能があるとのことです」

~精神的作用はなし

パネラーの男性医師:「私が自分の患者に必ず警告するのは、大麻の葉や花穂を大量にジュースにして(精神的作用を避けるべく)飲む場合、決して(大麻を)温めないようにする、ということの重要性です」

大麻を温めると、大麻のTHCAがTHCに変化し、精神的な作用を齎します。これまでは、ハイになればなるほど薬理効果が強いと思われていましたが、これは明らかに間違いです。大麻を温めたり、長期保存したり乾燥させたりすると、大麻はその強い薬理効果の大部分を失ってしまいます。

ブレット・ライト医師の証言:「大麻の研究でもっともエキサイティングなのは、精神的作用のないカナビノイドの利用価値です」

パネラーの男性医師:「THCAを温めると、これはTHCに変化し、精神的な作用を促します。ジューシングは大量摂取が必要で、これだと精神的作用が強すぎるので、この場合大麻を温めるのは推奨できません。THCAをTHCに代えた場合、過剰摂取で2~3日はふらふらになるかもしれません」

生大麻を食する場合(精神的作用なし)、なんと600mgのTHCAが摂取でき、ヴェポライザーやクッキーや調理済みの大麻(精神的作用有り)では10mgしかTHCが摂取できません。ジューシングにより、通常よりも60倍の薬理効果が享受できます。

証言女性クリステン:「ジューシングでハイにならない状態だと、仕事に行ったり、子供と遊んだりなど、色々な選択肢が増えます」

ブレット・ライト医師の証言:「我々はまだ1920年代、30、40、50年代に捏造された大麻への偏見と戦っています」

~大麻論議

キース・フォルダー弁護士(元検察官)の証言:「私は検察官としても、弁護士としてもこの大麻論議の問題を周知しています。連邦政府は大麻の医療的価値を認めていません」

ブレット・ライト医師の証言:「ところが、連邦政府は大麻に関する医療的なパテントを持っているのです」

証言女性クリステン:「アメリカ連邦政府はこの問題に正直に取り組んでいません。連邦政府はごく一部の大麻でしか臨床試験を認めず、6年間も大麻を待ち続けた医師もいるほどです」

キース・フォルダー弁護士の証言:「連邦政府の大麻取締法は矛盾に満ちています。大麻の医療的価値を否定しながらも、アメリカ政府は長年大麻の研究を推し進めてきました。カリフォルニアの麻薬特捜部組合は巨額の資金を政府から貰い、押収額も半端でなく、日夜大麻の撲滅に励んでいます。その一方で連邦政府は大麻の品種をパテントしたりしているのです。これは連邦政府が実は大麻の医療的価値を認めているからに他なりません。医療大麻法案は患者を守る為に可決されました」

トム・オールマン保安官の証言:「私は大麻を見つけるとそれの所持者を逮捕する、というトレーニングを受けてまいりました。そして1996年にカリフォルニアで医療大麻法案215号が約5.3百万票を以て通過しました。当時受けていた教育から、私は本法案を支持しませんでした。しかし、それ以来、私の考え方は変わりましたが、本法案を悪用する人もいることは確かです。これらの一部の人によって大麻に汚名が被せられることになったのです」

~少女アンバー(2歳)の話
末期脳腫瘍

母親の証言:「親として、恐ろしかったです。何時間も手術台にのぼり、生きる確立は10%とまで言われました」

アーリーン・ケイスン(ホスピス・コーディネーター、30年の経験あり)の証言:「末期の脳腫瘍で病院から退院する予定の赤ん坊がいる、という話を頂きました。化学療法や手術を含む、すべての有効な治療手段をやり尽くした、というのです」

母親の証言:「私は諦めていました。病気に苛まれた娘を見るのは辛かったです。死をも受け入れよう、とも覚悟しました」

アーリーン・ケイスンの証言:「しかし、一ケ月もすると、確実に肥大していた脳腫瘍が縮小され、数も少なくなったのです。CATスキャンでも調べました。その秘密を聞いてみると、大麻の大葉をジュースにしてショットグラスで毎日飲ませていたというのです。これはそういうサクセス・ストーリーのひとつです。大麻は本当に不思議な植物です。少女の命を救ったのですから」

証言者女性クリステン:「このような治療法はもっと広めるべきだと思います。私は30歳までには死ぬ、と言われていました。ところが、大麻ジュースを飲むようになって、私の健康状態は良くなり、現在、健康に30歳を迎えました。それまではメタドンやパーカセットといった(オピオイド系の)薬に頼っていました。感覚がなくなるまで薬漬けになっていました。ところが、それが見事に直ったのです」

メアリー・エレン・ジャーコヴィッチ(ハンボルト・ペイシェント・リソース・センター理事)の証言:「私はコートニー医師に連絡を取り、彼の患者の推薦状に書いてあった、ジューシングという、喫煙しなくとも良い、効能の高い大麻があることを知りました」

ある男性の証言:「私は具合の悪かった父親にジュースを飲ませるようになってから、父親の元気な姿を毎日見ております」

証言者女性クリステン:「私は子供が産めない身体だとも言われたものの、無事に子供を産むことが出来ました」

~未来

証言者女性クリステン:「私たちは非常に科学的であることによって、他の医院と差別化を図っています。患者は精神作用の無い大麻を求めてやってきています。そして精神作用のないカナビノイドを利用しています。私たちは法律的に大麻にシンパセティックなルクセンブルグで5つ目の医院を開業し、医師でもあるコロンベラ議員の協力を経て、自閉症や癌の治療を行っています」

ウイリアム・コートニー医師の証言:「ここ5~6ケ月で大麻の新品種を開発しています。新品種のカナトニックはカナビノイドがかつてCBD濃度が高いと言われていたノーザン・ライツの700%の含有率です。又、大麻は産業にも素晴らしく、ルクセンブルグでは何千という大麻を植えています。これは食用にもなり、種子は多くの食卓を潤うことでしょう。又、大麻はCO2を樹林の5倍の速度で浄化します。しかしながら、まだまだ世界各地では大麻に関する偏見から、法律上投獄される人が後を絶ちません。」

女性証言者クリステン:「私は私の経験から、これが最良の治療薬であると自信を持ってお勧めいたします」





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