【続報】ダクトリー再び御用 [ニュージーランド大麻事情]

投稿日時 2012-03-30 | カテゴリ: ニュージーランドから サムライ・シーズ

サムライ・シーズ
ニュージーランド在住

前回の記事でお伝えしたとおりDaktoryが家宅捜索され4人が逮捕。

大麻が買える自販機と27,000ドル(約175万円)現金と計700グラムの乾燥大麻が押収されました。

その初公判が、ワイタケレ(2006年トヨタカップに出場したサッカークラブチームがある)地方裁判所で行われました。


朝8時半に現場に着いた時点で10数名のサポーターがサインボードを持って集まっていました。
さすがにダクタ・グリーンの時ほどの注目度は無く最終的には30名と1メディアでした。
詳しくは
http://www.stuff.co.nz/auckland/local-news/6651405/Daktory-supporters-protest-at-court

4人の詳細が出てますが45歳オランダ人女性、20歳ナミビア人男性、20歳と28歳NZ男性。
この女性はダクタ・グリーン氏のパートナーで2010年の国会ツアーにも参加しています。
28歳のNZ男性は2010年に選挙に出馬したあのJulian氏である。

容疑はいくつかあるが最大の争点は違法薬物の組織的販売だ。
押収された金額と乾燥大麻の量で初犯でも実刑2年以上の求刑だそうだ。

傍聴席には10名ほどのサポーターが入り4名の保釈条件に耳を傾けていた。
4名ともダクトリーに住んでいるので保釈中の住所もダクトリー以外無い。

警察は明らかに被告人が保釈される場所としての環境では無いと指摘(確かに・・)
しかし、他に本当に見つからないので異例の条件付きでダクトリーで保釈になりました。
条件は今後、警察はいつでも令状無しで彼らを捜査できるというものだった。
でも今までもダクトリーは警察からの要求を歓迎している。

「ぜひとも、このクラブを規制後のモデルとして大麻取締法改正を推進していく」

ただ今回の件で僕が遺憾に思うのは逮捕の数日前に警察がダクトリーにかなりソフトに警告しに行っている。
警察は大麻自販機の事が堂々とネット上や新聞に「法の抜け穴」として掲載され無視できなくなったと思う。
グリーン収監後も口コミだけにしておけば・・・自販機など設置せずBYO(持込のみ)のクラブにしておけば・・・
現金だけは別にしておけば・・・とは、あとの祭りである。回避できた逮捕劇だけにとても残念だ。

次回公判は4月18日





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