ダクトリー裁判 第二回公判

投稿日時 2012-04-20 | カテゴリ: ニュージーランドから サムライ・シーズ

サムライ・シーズ
ニュージーランド在住

18日の朝、ワイタケレ地方裁判所に第2回公判を傍聴して来ました。
これはNZ国内でのニュースです。(英文)
http://www.nzherald.co.nz/nz/news/article.cfm?c_id=1&objectid=10799808

前回、起訴後に保釈され、本日は罪状認否の予定でした。
そんなに多くは感じませんでしたが報道では30名ほどのサポーターが裁判所前で集まっていました。
すぐさま身体検査をして裁判所内に入り傍聴していましたが別の事実に気付きました。
彼らの番を待っているとその他の被告人達が次々に入廷し裁かれているでは無いですか。
そのほとんどがお酒がらみの暴力沙汰と飲酒運転でした。
彼らのほとんどが特に反省する様子も無く半日休暇を取り出廷し、半年の免停と数百ドルの罰金か数十時間の社会福祉労働という罰を受けてるだけでした。


日本でもそうですがアルコールの悪用はとても攻撃的で人や社会に害になるケースが多く見られます。
NZは車社会の為、多少の飲酒運転(ビール1本・ワイン1杯くらい)は見逃してくれます。大麻もそうです。ジョイント1本いや個人使用目的で5グラムくらいなら厳重注意で終わるのが普通です。要は取り締まる側からしたら「 うまくやれよ 」という事なんですよ。

話はそれましたが彼らの番が来ました。
形式的な質疑応答が彼らの口を開くこと無く弁護士と検察・判事の間でやりとりされどうやら今日の罪状認否を延長したいとの事。
裁判所側も了承して5月2日(水)に延期されました。その時に彼らはもちろん無罪を主張するとの事でした。

いくつかの容疑のうち最も罪の重い大麻の提供が争点かと思います。
$27000の現金と免許証プラス200グラムの乾燥大麻ですから組織的な営利目的販売というのが普通の考えでしょう。
ユニークな点は直接な譲渡行為は自販機という機械が行っていた事。そもそも誰も売りたくないから導入された自販機。
このアメリカで開発され一般化された文明の利器は同じくアメリカの影響を受けてるこの規制に一石を投じられるのか?

次回をお楽しみに・・・

平成24年4月19日





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