カンナビノイドは化学療法に起因する神経障害を『完全に』予防するとの研究結果

投稿日時 2012-05-09 | カテゴリ: NORML News

2011年10月19日(水)
ペンシルベニア州フィラデルフィア ー "Anesthesia and Analgesia"(『麻酔と鎮痛』)誌上で公表された前臨床データによると、向精神作用のない植物性カンナビノイド、カンナビジオール(CBD)の投与は、化学療法による神経痛の発現を『完全に予防』するという。

テンプル大学の研究者らは、動物モデルで、パクリタキセル(タキサン系の抗癌剤)が引き起こす異痛(通常は無害の刺激が原因となる痛み)に対するCBDの効能を評価した。

「(この研究で、)カンナビジオールが、乳ガンの治療に使用される化学療法薬パクリタキセルに起因する神経障害や神経痛の発現を完全に予防することがわかりました」と主任研究者は言う。

「この予備調査の結果、カンナビジオールは、ヒト被験者についても、用量を制限したパクリタキセルに起因する末梢神経障害の予防に有効である可能性があります」とのことだ。
これまでカンナビジオールは前臨床で、乳ガンの転移を抑制することが分かっている。2010年には、FDA(連邦麻薬局)が認める一連の臨床試験の結果、ヒト被験者による大麻の吸引は偽薬に比べて神経痛を著しく減少させることが分かった。研究者らは「これで、カンナビノイドが神経障害に対する補助治療または最重要治療薬になる可能性が十分にあると言えます」と締めくくった。

詳しくは、NORML副理事長ポール・アルメンターノ(メール:paul@norml.org)まで。また、研究の全文 "Cannabidiol prevents the development of cold and mechanical allodynia in paclitaxel-treated female C57Bl6 mice" は、"Anesthesia and Analgesia"(『麻酔と鎮痛』)の10月号に掲載されています。

Source: NORML News
Cannabinoid 'Completely' Prevents Chemotherapy-Induced Neuropathy, Study Says
Wednesday, 19 October 2011

翻訳とコメント:bongyo
この数年カンナビノイドが持つ効能がつぎつぎと証明されています。で、いろいろな合成薬が市販されてますが、そのどれよりも、大麻たばこが一番効果があるらしいですね。それが金づるになるしくみがあれば、解放!ということになるんでしょうけど。。 。





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