2011年10月27日(木)
オランダ マーストリヒト ― 『精神薬理学』ジャーナルで公開予定の臨床試験データによると、ベテランの大麻ユーザには、大麻による急性の行動障害に対する耐性があるという。マーストリヒト大学の研究者らは、大麻をたまに使用する人12名と大麻を頻繁に使用する人12名について、プラセボを対照にした二重盲検交差試験をおこない、THCを投与した後の行動遂行を評価した。
研究者らの報告によると、THCを投与すると、「大麻を頻繁に使用する人ではなく、たまに使用する人において、分割的注意課題など、任意の認知作業が十分にできなくなる傾向があった」という。また報告では、大麻をあまり使用しない人とベテランユーザの行動の違いは、「行動代償が原因とは限らなかった」としている。
「この研究で、ベテランの大麻ユーザには、行動障害を起こすという大麻の効果に対する耐性が増すことがわかりました」と結論した。
以前の別の研究では、大麻をたまに使用する人に比べ、ベテランの大麻ユーザの方が、大麻を使用した後の認知作業にあまり変化がないことがわかっている。
詳しい情報は、NORML副理事長ポール・アルメンターノ(メールpaul@norml.org)にお問い合わせください。
この研究の全文 "Neurophysiological functioning of occasional and heavy cannabis users during THC intoxication" は、ジャーナル誌『精神薬理学』ジャーナルにオンラインで掲載されています。
Source: NORML News
Experienced Pot Consumers Less Likely To Exhibit Impaired Performance, Study Says
Thursday, 27 October 2011
翻訳:bongyo
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