ヒト被験者が大麻蒸気を吸入すると鎮静剤の鎮痛効果が増加するとの研究結果

投稿日時 2012-05-28 | カテゴリ: NORML News

2011年11月10日(木)
カリフォルニア州サンフランシスコ ― 臨床薬理学・治療学ジャーナルにオンラインで公表された臨床試験データによると、慢性痛を持つ患者に大麻を投与すると、鎮静剤の鎮痛効果が著しく増加するという。


サンフランシスコにあるカリフォルニア大学の研究者らは、モルヒネまたはオキシコドンを二日用量投与されている21名の慢性痛被験者に、5日間以上ヴェポライザ(吸入器)で大麻を使用してもらい、その効果を評価した。この試験で患者(被験者)は、1日目は夕方に1回、2日目から4日目までは1日3回、5日目は朝に1回大麻の蒸気を吸入し、慢性痛の程度を日ごとに評価された。

研究者らは、患者の痛みの症状が「大麻蒸気を投与した後、著しく軽減した」とし、大麻の治療介入によって、「用量を少なくし、(患者の)副作用を比較的軽減させたオピオイド治療が可能なるだろう」としている。

そして、「5日間大麻蒸気を吸入した後、患者の痛みは軽減しました。モルヒネとオキシコドン治療を受けている患者について、症状軽減の割合は著しいものでした。今回の研究では、大麻の吸入によりオピオイドの鎮静効果を安全に増加させられることをヒト被験者で初めて実証できました。・・・今回の結果を受けて、カンナビノイドとオピオイドの相助作用について、今後さらに管理研究する必要性が出てきました」と結論している。

詳しい情報は、NORML副理事長ポール・アルメンターノ(メールpaul@norml.org)にお問い合わせください。この研究の全文 "Cannabinoid-Opioid interaction in chronic pain" は、臨床薬理学・治療学誌に掲載されています。

Source: NORML News
Study: Vaporized Cannabis Augments The Analgesic Effects Of Opiates In Human Subjects
Thursday, 10 November 2011

翻訳:bongyo
大麻は、吐き気に有効であることも知られてます。加えて、この鎮痛効果を増加させるというこの研究結果。いったいどれだけの人が救われることか。。。





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