向精神作用のないカンナビノイドはヒトに安全で耐性良好との研究発表

投稿日時 2012-06-10 | カテゴリ: NORML News

2011年12月22日

「CBDは、毒性がなく・・・精神運動的、心理的な機能に変化を生じさせない」
ブラジル サンパウロ ― 科学ジャーナル『現行薬物の安全性』にオンラインで公表されたレビューによると、ヒトにおいて、向精神作用のない大麻草の成分カンナビジオールを投与しても健康な細胞に対する毒性がなく、耐性は良好だという。


サンパウロ大学付属臨床病院の研究者らは、ヒトや動物におけるCBDの影響を評価した130以上の論文のレビュー(再考察)をおこなった。なお対象には、複数のカンナビノイドやCBDエキスの影響についての研究は含まれなかった。

報告では、「数件の研究によると、ヒトにおいて、CBDは大量に服用しても、常用しても、耐性は良好で安全なようです。・・・また、非形質転換細胞において毒性がなく、食物摂取量に変化を生じさせることなく、強硬症(筋硬直)を誘発することもなく、生理的パラメータ(心拍、血圧および体温)や胃腸通過に影響せず、精神運動や心理機能にも変化を生じさせないようです」とされている。

研究者らは、「近年の、ヒトにおけるカンナビノイド投与の進展に基づくと、管理されたCBDは、ヒトにおいても、動物においても、安全だと言えるでしょう。しかし、報告されているような、生体内外における副作用について明らかにするには、さらに研究を重ねていく必要があります」と結論した。

CBDについての別の研究では、CBDには、抗炎症、抗糖尿病、抗てんかん、抗がん、骨刺激など、さまざまな治癒特性があるとされている。近年、とりわけカリフォルニアなど、大麻治療が許可されている州では、患者が、含有するCBDの割合が比類なく高い品種の大麻を希望することもある。

カンナビジオールは現在、連邦法でスケジュール I の禁止薬物に分類されている。連邦法では、スケジュール I の薬物に分類されるには『乱用の危険性が高く』、『医学的な管理下でも・・・安全性が認められておらず』、および『米国では現在、医療的な効用が認められていない』ことが必要条件になっている。

詳しい情報は、NORML副理事長ポール・アルメンターノ(メールpaul@norml.org)にお問い合わせください。この研究の全文 "Safety and Side Effects of Cannabidiol, a Cannabis Sativa Constituent" は、『現行薬物の安全性』 に掲載されています。

Source: NORML News
Non-Psychotropic Cannabinoid Is "Safe," "Well Tolerated" In Humans, Study Says
Thursday, 22 December 2011

翻訳とコメント:bongyo で、THCなど他のカンナビノイドもあって、大麻自体の効用は未知数!カンナビノイドに致死量はなく、その副作用の程度は知れてる・・・ほか何でためらいますか。





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