2011年12月22日
「CBDは、毒性がなく・・・精神運動的、心理的な機能に変化を生じさせない」
ブラジル サンパウロ ― 科学ジャーナル『現行薬物の安全性』にオンラインで公表されたレビューによると、ヒトにおいて、向精神作用のない大麻草の成分カンナビジオールを投与しても健康な細胞に対する毒性がなく、耐性は良好だという。
サンパウロ大学付属臨床病院の研究者らは、ヒトや動物におけるCBDの影響を評価した130以上の論文のレビュー(再考察)をおこなった。なお対象には、複数のカンナビノイドやCBDエキスの影響についての研究は含まれなかった。
報告では、「数件の研究によると、ヒトにおいて、CBDは大量に服用しても、常用しても、耐性は良好で安全なようです。・・・また、非形質転換細胞において毒性がなく、食物摂取量に変化を生じさせることなく、強硬症(筋硬直)を誘発することもなく、生理的パラメータ(心拍、血圧および体温)や胃腸通過に影響せず、精神運動や心理機能にも変化を生じさせないようです」とされている。
研究者らは、「近年の、ヒトにおけるカンナビノイド投与の進展に基づくと、管理されたCBDは、ヒトにおいても、動物においても、安全だと言えるでしょう。しかし、報告されているような、生体内外における副作用について明らかにするには、さらに研究を重ねていく必要があります」と結論した。
CBDについての別の研究では、CBDには、抗炎症、抗糖尿病、抗てんかん、抗がん、骨刺激など、さまざまな治癒特性があるとされている。近年、とりわけカリフォルニアなど、大麻治療が許可されている州では、患者が、含有するCBDの割合が比類なく高い品種の大麻を希望することもある。
カンナビジオールは現在、連邦法でスケジュール I の禁止薬物に分類されている。連邦法では、スケジュール I の薬物に分類されるには『乱用の危険性が高く』、『医学的な管理下でも・・・安全性が認められておらず』、および『米国では現在、医療的な効用が認められていない』ことが必要条件になっている。
詳しい情報は、NORML副理事長ポール・アルメンターノ(メールpaul@norml.org)にお問い合わせください。この研究の全文 "Safety and Side Effects of Cannabidiol, a Cannabis Sativa Constituent" は、『現行薬物の安全性』 に掲載されています。
Source: NORML News
Non-Psychotropic Cannabinoid Is "Safe," "Well Tolerated" In Humans, Study Says
Thursday, 22 December 2011
翻訳とコメント:bongyo で、THCなど他のカンナビノイドもあって、大麻自体の効用は未知数!カンナビノイドに致死量はなく、その副作用の程度は知れてる・・・ほか何でためらいますか。
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