外国人へのドラッグ販売禁止でオランダ観光産業はどうなる/クーリエ・ジャポン 7月号

投稿日時 2012-06-15 | カテゴリ: 今週のマスコミよかった大賞

by サル・パラダイス

クーリエ・ジャポン 7月号 ワールド・ニュース・ヘッドライン
EUROPE 外国人へのドラッグ販売禁止でオランダ観光産業はどうなる


今年の5月1日からオランダで、外国人へのソフトドラッグの販売が禁止になった。
外国人へというのが面白いところで、オランダ人は以前通り吸ったり買ったりできるわけでね、まあ大麻鎖国をやるわけやね。


実際、あるコーヒーショップでは門番が入り口で身分証のチェックを行い、オランダ人のみ回転ドアをひとりひとり通して店に入れるという具合らしい。

なんやろ、このワンネスが言われる世界のなかで、逆行してないかい。黒人差別政策をしていたアメリカ南部のようじゃない。白人用と黒人用と施設分けてたころのね。

まあ、乱痴気騒ぎや、駐車違反、ごみ投棄に悩まされてきたというのはわかるが、それだけ大麻観光客が金を落としたというのも事実なのよ。

「そもそもオランダだけがソフトドラッグを合法化してきたのが問題なのです。でも、政府の決定には賛成とも反対とも言えないなあ。」

ベルギーとドイツと国境を接するマーストリヒトの市長の言葉。
マーストリヒトは年間200万人もの大麻観光客が訪れていた。彼らが食事や宿泊に落とす金は120億円以上という。今回の政策により、マーストリヒトのコーヒーショップの従業員440人のうち、少なくとも360人が失業するという。
なんかね、暗いのよ。全然、ハッピーさが感じられんのよ。この記事。客観的に言ってもね。

裏取引によりマフィアがはびこることを懸念する声もあるって言うしね。
禁酒法時代を懐かしむ人ってギャングぐらいでしょ。もうちょっと賢い方法、考え付かんかったのかなあ。なんか、今回の決定、長くは続かんと思うわ。





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