ロードアイランド州知事、州認可の医療大麻『コンパッション・センター』を許可する法案に署名

投稿日時 2012-06-18 | カテゴリ: NORML News

2012年5月31日(木)
ロードアイランド州プロビデンス ― リンカーン・チャフィー州知事は先週、認可を受けた患者のために大麻の栽培・販売を手掛ける『コンパッション・センター』の設立を許可する法案に署名し、法律として成立させた。州議会議員らが医療大麻施設を州が規制できるようにする法案を承認したのは2009年以降、2度目のことだ。

新しい法律(上院法案2555)の下では、保健監視官が、非営利の3団体に『コンパッション・センター』としての免許を与え、州の範囲内で運営できるようにする。コンパッション・センターは、敷地内で1度に150本以下の大麻草の栽培が許可され、そのうち成長しきったものは99本以下となる。

本数の制限を課すことで、連邦の捜査当局者による法施行への介入の可能性を低くしようというのが議員らの狙いだ。その他では、ニューメキシコ州が自州で認可したディスペンサリーに同じような上限を課している。

州議会議員らは2009年、『コンパッション・センター』を認可制にする法律を初めて施行した。しかし、チャフィー知事は2011年、「コンパッション・センターなどで大規模な商業運営をおこなうことになれば、連邦政府による『強制的な』刑事と民事の法律執行の標的になりかねない」として、法律を保留にした。そして今年初め、知事はその問題について再検討し、数を限定した小規模のディスペンサリーが州の大麻販売免許に申請できるような法改正に向けて議員らと協議することに同意した。

この議会の動きを受けて、連邦検事ピーター・ネローニャは、引き続き連邦の麻薬関連法の執行を監督すると述べた。しかし、『コンパッション・センター』が標的になるかどうかは明らかにしていない。

現在、コロラド、メーン、ニューメキシコの3州が、大麻の生産と販売を制限付で許可する免許を発行している。今のところその3州のディスペンサリーは、大規模な運営をおこなってはいるが、連邦の介入は受けていない。

ここ数年アリゾナ州やニュージャージー州、バーモント州、ワシントンDCで承認された同じような免許法は、まだ施行されていない状況だ。

また今年2月には、デラウェアのジャック・マーケル州知事が、同じような免許プログラムの実施を保留することを発表した。

ロードアイランド州議会は2006年、治療目的の大麻の栽培と使用を制限付きで合法化した。現在、3,000人を超える州民が、州法の下、認可を受けて大麻を使用している。

ロードアイランド州の医療大麻法について詳しい情報は、以下のウェブサイトをご覧ください。
http://norml.org/legal/item/rhode-island-medical-marijuana

Source: NORML News
Rhode Island: Governor Signs Legislation Authorizing State-Licensed Medical Marijuana 'Compassion Centers'
Thursday, 31 May 2012

翻訳:bongyo





大麻報道センターにて更に多くのニュース記事をよむことができます
http://asayake.jp

このニュース記事が掲載されているURL:
http://asayake.jp/modules/report/index.php?page=article&storyid=2761