総力取材 薬物汚染地図 週刊現代 7月7日号
●総力取材 酒井法子・沢尻エリカほか「芸能人と薬物中毒」/脱法ハーブ 売人と警察の戦い/こどもが危ない/ミヤコ蝶々の長男「中毒者の告白」
by サル・パラダイス
すごいですよ。7ページの大作です。
これ読むと、現在の日本のドラッグ事情が大方わかるって感じかな。
まずは、(1)酒井法子・沢尻エリカほか芸能人と薬物中毒
警察や麻取の担当者証言で、芸能人はドラッグに手を出しやすく、捕まえると反ドラッグの啓蒙にもってこいなので、頑張りますみたいな内容。
そして、(2)脱法ハーブ 売人と警察の戦い
これは今一番ホットな話題かもしれんけど、前回書いたとおり、無くならんと思う。
たとえばタコの絵を想像してみてほしい。で、それが害があるとなって禁止となったとしよう。すると、その足の1本をとって、それを頭につける。となるとこれは全く違った薬となる。で、これがまた禁止となる。すると、これをほっぺたにもってきてといったことを延々と繰り返すわけ。
現に、どんどんちょっとちがった薬品ができてネットでそれを入手して、ハーブにぶっかけて製品をつくってるわけ。
(3)こどもが危ない クスリにはまってる これがサイン
これは水谷先生に登場願いまして、現在の子供たちがいかにドラッグに身近な存在で危険かということを説明してくれてる。
何しろ、合法な危ない薬が簡単に手に入る状況ですからねえ。
(4)中毒者の告白
ミヤコ喋々でしたっけ、彼女のヒロポン中毒の体験記のようなのがでてくる。もう激しくて、幻覚をみたり、幻聴と聞いたり、被害妄想になったり。
まあ、こんなボリュームです。
で、それらをなんとか読み終わって何を思うか。
僕が思ったのはね、ドラッグの扱い方を変えましょうということ。特にマスコミのね。
なんか、ドラッグ=悪。この一直線だけしかなくて、報道もすべてその姿勢。
だけど、何が悪くて、どう悪くて、どうしたらいいのか。
まるでそこの具体性が抜け落ちっぱなしなのよ。
それは、なんか恐怖映画とかででてくる、村の魔界のようで、そこに近いづいてはいけない。近づくものは2度と帰ってこれないというような。
そんなもんじゃないでしょ。
現在進行形で多くがかかわって問題となってるようなので。もっと真剣にほりさげないと。特に先に書いたように合法ドラッグは無くならないよ。
では、ここで根本的に、大麻に関して言えば、何が悪いのか。
まず、ここからしっかり検証しなければ。そうでしょ。
そして、もし悪くないものであれば、法律を変えて認めなければ。
それは、負けじゃないよ。問題はもっと大きいはずです。解決の第一歩だと思うよ。
マスコミはこの第一歩の重要な位置にいるんじゃないかなあ。
|