メイヨー・クリニック会報「規制によって合法的な大麻の研究が妨げられている」

投稿日時 2012-07-12 | カテゴリ: NORML News

2012年3月1日(木)
ミネソタ州ロチェスター ― 『メイヨー・クリニック会報』(Mayo Clinic Proceedings)(在ミネソタ州ロチェスター、メイヨー・クリニック発行の論文審査のある専門誌)2月号に公表されたレビューによると、連邦当局は、連邦法の下で大麻の再分類をして、「長い間抑圧されてきた(大麻草の)治療的有用性の研究」を許可すべきだという。

その「曖昧な境界線 ー 薬用大麻の治療と政治」というタイトルのレビューでは、次のように述べられている。「医薬品等に制定されたものではない規制によって、合法的な大麻の研究が妨げられています。連邦政府は、その立場を支持する科学的な証拠がないまま、1970年に禁止令を制定しました。そしてその後も、(薬用)大麻には、内在性カンナビノイドの活動によって機能が調整されている数多くの臓器システムにプラスに影響することを示す科学的な証拠があるにも関わらず、それを維持しています」

そしてレビューはこう結論されている。「この”近年”の禁制によって、大麻の危険性や有益性についてのさらなる研究や新たな薬物療法の発展の機会が失われています。連邦政府は今、・・・大麻を再分類し、アヘン剤や覚せい剤と同列に見なすべき時を迎えています。・・・政府は、大麻を、『乱用の危険性が高く、医療用途は認められず、医師の指示の下で使用するための安全も欠いている』とされるスケジュールIの薬物として強制放置させることで、不合理にも、現代の世論、近年の科学的な発見や打開的な全身治療効果の可能性をないがしろにしています。大麻の治療的有用性の研究はこれまで、その潜在性も無視され、抑圧されてきたのです。大麻の再分類がまず、連邦法と州法の矛盾の調整へ、そして、その研究の許可へ向けた第一歩になることでしょう」

レビューの全文は、Mayo Clinic Proceedings の以下のウェブサイトに掲載されています。
http://www.mayoclinicproceedings.org/article/S0025-6196(11)00021-8/fulltext. A video summary by the author appears separately at: http://www.scivee.tv/node/39225

Source: NORML News
Mayo Clinic Proceedings: "Bureaucratic Hurdles ... Interfere With Legitimate Cannabis Research"
Thursday, 01 March 2012

翻訳:bongyo





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