2012年3月29日(木)
英国 プリマス ― ジャーナル『神経病理学と応用神経生物学』(Neuropathology and Applied Neurobiology)で公表予定のデータによると、THCを投与すると、ヒトパーキンソン病(PD)の細胞培養モデルにおけるニューロン損傷を保護するという。パーキンソン病は、無意識の動作を特徴とする変性脳障害。
英国のプリマス大学の研究者らは、PD関連の毒素に曝された脳細胞に対するTHCの保護属性を評価した。
研究者らの報告によると、THCには、この研究で試験した3つの毒素いずれに対しても保護作用があったという。それに反して、向精神作用のないカンナビノイド CBD(カンナビジオール)および合成カンナビノイド作用薬WIN55,212-2は、「同じ神経保護作用は生じさせられなかった」
以前報告された、PDと診断された患者についての調査データによると、大麻を試した回答者の約半数が、震えや筋肉硬直の軽減など、その治療的有用性を体験している。
詳しい情報は、NORML副理事長ポール・アルメンターノ(メール paul@norml.org)にお問い合わせください。また、この研究の全文"Δ(9) -THC exerts a direct neuroprotective effect in a human cell culture model of Parkinson's disease" は、ジャーナルNeuropathology and Applied Neurobiologyオンライン版に掲載されています。
Source: NORML News
THC Neuroprotective In Model Of Parkinson Disease
Thursday, 29 March 2012
翻訳:bongyo
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